必要とする生き方は自分で【生きるヒント】―3

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   ポジティブな目線で、今までの自分の人生を捉える

今後の人生を生きるのは、言うまでもなく、これまでの経験を積み重ねてきた

自分。だから、過去からつなげて考えてみます。

これからの人生、お金のことばかり不安がるのではなく、新しい生き方を

模索できるチャンスと捉えましょう、ということ。そして、何十年と

生きてきた中で誰もがたくさんの経験を積んできていて、それは決して

「小さなこと」と思う必要はないということ。

ポジティブな目線で、今までの自分の人生を捉えていただきたいと思います。

そのことを前提に、前回は今までの人生経験を客観視するワークを

行っていただきました。今回も2つのワークを行いながら、

これからの道を探っていきます。

ワーク1: これまでの人生で得たこと、教訓は ?

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1つ目は、自分が「大事にしていること」「おろそかにしていたけど、

これから大事にしたいこと」とは何かを考えます。

「大事にしている」こととはすなわち、あなたの価値観。ここで導き出した

見方や捉え方は、明日、すぐに役立つとは限りません。でも、今後の

長い人生の中で、例えば何か判断しなくてはならないとき、必ずあなたの

軸になってくれるでしょう。

具体的には、前回、「自分史ワーク」の中で思い出した印象的な出来事を

基に考えます。その出来事から「得たこと」や「教訓」を書き出してみましょう

文字に起こすことは、実はとても大事なこと。頭の中でボンヤリしていた

ことを一度外に出し、目で見て、頭に入れ直す。そうすることで、納得が

生まれやすくなります。このとき、

   もう一人の自分が自分にアドバイスする感覚で行ってください。

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続いて、「どんな場所で何ができるか」を考えていきましょう。このときも、

ちょっと発想の転換を。「どんな場で自分を生かすか」ではなく、

「どんな場なら、自分は生かされるのか」

と考えてみてください。若い頃は、「これがしたい」

「私にはこれが向いている」という熱い思いを原動力に行動することが、

「自分を生かす」ことだと考えたかもしれません。

もちろんそれも大事なことです。でも、「生かす」というのは、

「生かされる」先があってこそ。年齢を経た私たちは、

「自分の経験はどんな場で役立つだろう、求められるだろう」と

考えてみると、自分を生かせる、真の道が見えてくるはずです。

ワーク2:周りの困りごと、自分のできることを考える

2つ目は、あなたが「生かされる」場を探るワークです。

「家族・身内」「地域」「仕事」「趣味・学び」の4つのカテゴリーに分けて、

それぞれの場所で求められていること、つまり、その場の「困りごと」や

「課題」を書き出します。それに対して、自分ができることは何か、

考えてみましょう。

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例えば、あなたの住む「地域」はどんな人手や知恵を求めているでしょうか?

「地域」の場合は、自治体のホームページなどで調べてみるとわかりやすいです。

空き家問題、高齢者問題、ひとり親支援などの課題に対して自分が

できることも、併せて考えてみましょう。

自分ができることを無理なく始める

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地域や誰かの役に立つといっても、立派なことをしようと思う必要は

ありません。「役に立つ」とは、他者に必要とされる人になること。

外国の貧しい子どもたちや被災地を支援することなどだけが

「役に立つ」ことではなく、夫に必要とされることも、立派に自分を

生かすことです。一方で、家族や他人のためには十分尽くしてきたので、

これからは、社会のためよりも自分に向き合う時間がほしい、と思う方も

いるかもしれませんね。もちろんそれも、有意義な生き方です。

では、あなたがしたいことは、どの場所でどう発展する

可能性があるでしょうか? 例えば私自身は、バイクに乗りたくて、

最近、免許を取得したんです。でもこれは、夫と一緒にも楽しめるし、

町おこしの活動に携わって、「バイクロード」を造って人を呼ぶという

イデアを提案できるかもしれません。

こんなふうに、自分との向き合い方についても自由に考えてみてください。

これから行っていくことは、「小さい」ことからでいいのです。

小さなことをばかにしないで、自分ができることを無理なく始めると、

おのずとそれを必要とする人たちに出会っていけます。

決め付けず、偶然の出会いを楽しむ

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実は、私たちは30~40代の頃に、さまざまな人間関係の「種」を

まいてきています。もちろん、環境の変化などによって、今は眠っている

関係性もあるでしょう。 ですが、50年、60年と生きてきた私たちが次の

自分に踏み出すと、埋もれていた関係性がひょこっと立ち上がり、

回路がつながって、自分が生かされる関係性が芽吹いてきます。

これは若い頃にはわからない、この世代ならではの面白み、財産です。

だから「自分はこれしかできない」と決め付けないで、偶然の出会いを

楽しみながら、動いてほしいと思います。

このワークを行ってきた中でも、新しい自分への道が開かれているはず。

まだまだ新しい自分に出会えますし、必要とされる生き方は自分で

つくっていけます。人生100年時代を、前向きに楽しんでいきましょう。

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