スミレちゃん頑張ってね?・・・

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《和子は又々こんな記事を見た~》

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  「毎日精いっぱい。全然笑えない」 

  ヤングケアラー、家族を背負う少女の日常

 「鶏肉があれば、チキン南蛮とカレーが作れる」「タマネギも必要だな」。

8月のある日、沖縄本島中部にあるなじみのスーパーにやって来た

スミレさん(16)=仮名=は、メニューを考えながら、買い物かごを

いっぱいにした。母と祖母との3人家族で、2週間分の食費は5千円以内。

会計を済ませると、強い日差しが降り注ぐ中、両手に大量の食料を抱え、

約20分かけて歩いて帰宅した。

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 ■小さな肩にのしかかる負担  母が好きなお菓子は買ったけれど、

自分が欲しかったタピオカは「お金が足りなかった」から、我慢した。

同居する祖母にはサツマイモを。「きんぴらに入れたら

「おいしいって喜ぶから」。家計を管理するスミレさんが優先するのは母と

祖母だ。片道約200円のバス代も「もったいないから」と往復を歩く。

夏場は特に汗だくだ。両腕には買い物袋が食い込んだ跡が数日残る。

50代の母は、スミレさんが幼い頃からパニック障害を患う。毎日のように

動悸(どうき)が起きるため、薬を飲んで寝込むことが多い。

料理はほぼできない。掃除や洗濯は3日に1回程度、元気な時に

まとめてやる。  病で働けない母に代わって、スミレさんが飲食店で

アルバイトして1年半。幼稚園生の頃から習うダンスと家事の時間を

除いて、週4日、1日約6時間働く。手取りは月4万~6万円。

大半が家族3人の食費や携帯電話代、交通費に消える。「生活保護費は

あっても自由になるお金はないし、とにかくきつい」。小さな肩にのしかかる

負担は大きい。

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 ■諦めた進学  パニック障害を抱えるスミレさん(16)=仮名=の母。

スミレさんにとって働く母の姿は小学校入学前の記憶にかすかに

残るだけで、仕事を失って10年以上になる。家計を支えていた親族が

病に倒れてからは、暮らしに全く余裕がなくなった。母にはギャンブル

依存症もあり、電気や水道といったライフラインが止まるほど、生活費を

使い込んでしまうこともあった。スミレさんが中学2年生だった

3年前から生活保護を受けている。高校進学は考えられなかった。

「お金がないから通信制も無理。働かないといけないし、家のことも

しないといけない」。早々に諦めた。  アルバイトに向かうため、

毎朝6時に何度も鳴るようにセットした目覚まし時計で、重い体と

心を起こす。家を出るまでの約1時間、歯磨きやメークをしながら洗濯物を

仕分け、デイサービスに通う祖母の身支度を手伝う。家事にアルバイト、

介護が重なり、心身は悲鳴を上げている。7時30分ごろ、出勤のバスに

乗り込むと、時々涙がこぼれる。「毎日精いっぱい。全然笑えない」  

■敬語で頼みごとする母  仕事中は気を張っているが、終業して

スマートフォンに目をやると、またどんよりした気持ちに襲われる。

原因は、母からのLINEメッセージ。 〈お仕事お疲れさまです。悪いけど

ピザポテトが食べたくて仕方ありません。買ってきてもらっていいですか? 〉

 頼み事は決まって敬語。所持金を確認し、家計を考えながら、コンビニに向かう。

「本当に嫌。だけど、買ってしまう」。無視できない自分がもどかしい。  

帰りたくなくて、当てもなく散歩することもある。バス停から自宅まで

徒歩10分の距離を、30分かける。  憂鬱(ゆううつ)な気持ちを

癒やすのは、大好きな韓国のポピュラー音楽K-POP。中学生の時、

ダンス教室の先輩に勧められ、「一気にはまった」。お気に入りは、

男性7人組アイドルグループ「BTS」。メンバー自身が抱える悩みや苦しみ、

人生観を表現した楽曲に魅力を感じている。  

「考え始めると切りがなくなる性格だけど、音楽を聴いていると、

考え事をしなくなるからいい」と話す。K-POPはなくてはならない。

イヤホンとスマートフォンは片時も手放さない。入浴時は保存袋に入れて、

就寝時も眠りに付くまで手元に置き、心を落ち着かせている。

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 ◇ ◇  病気や障がいのある家族の介護、きょうだいの世話などを担う

子ども「ヤングケアラー」。年齢や成長に見合わない責任を負い、進学や

就職を諦めるケースもあり、支援態勢の構築が求められている。

当事者たちはどんな現状にあるのか。声を聞いた。 [ことば]ヤングケアラー

厚生労働省などによると、法的な定義はないが、病気や障がいのある家族のために、

本来大人が担うと想定される家事や家族の世話などを日常的に行っている

18歳未満の子どもを指す。国が2020年度に実施した初の実態調査では

公立中学2年生の5・7%、公立の全日制高校2年生の4・1%が世話をしている

家族が「いる」と回答。1学級に1~2人の当事者がいる計算となる。

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中学高学年から高校生は一番遊びたい盛りなのに・・・

最近は兄弟・姉妹も少なく手助けをして呉れる身内も無く大変ですよね?

和子の子供の頃は兄弟・姉妹も多く、家族で助け合って・・・又田舎の

山奥で育った和子は周り近所にも親戚が有って温かく手を差し伸べて呉れたり

幼い子供が親の介護をするなんて光景は見た事も無かった・・・

今ごろは家族も少人数で、特に都会は物騒なご時世で隣り近所でもあまり

交流がなく・・・寂しい現実ですよね?(笑)

   スミレちゃん頑張ってね?

 何時かきっと報われる時が来るから~

  【孫と来て 赤信号は 渡れない(シルバー川柳)】