コロナ禍の遠距離介護!!【暮らし】―5

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       「コロナ禍の遠距離介護」のお悩み

地方で一人暮らしをしている高齢の母がいます。

今のところ自活できていますが、これからを考えると不安です。

父が亡くなったタイミングなど、事あるごとに、上京して私たち家族の

近くに住むことをすすめていますが、断固としてNOと言います。

母が体調を崩したり、転んで骨折したりするたびに、私が一人で

2週間~1か月の長丁場で、介護に行っています。兄が一人いますが

仕事があるため、動ける私が世話をしています。

幸い、私の家族は協力的で感謝していますが、私自身も年を取り、

飛行機に乗って自宅と実家を行き来するのが、体力的にもつらく

なってきました。母の「生まれ故郷から離れたくない」という気持ちを

尊重したいのですが、コロナ禍の中で、どうするのが最善策なのか

日々考えています。

「遠距離介護にはメリットもある」

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離れて暮らす子どもが、高齢の両親のもとへと通う「遠距離介護」。

しかし、コロナ禍の今は、実家に帰省すること自体が難しくなっています。

こんなに会えないならと「Uターン介護」を検討する人もいます。しかし、

それも簡単ではありません。Uターン介護をするには、自分の仕事や

生活をどうするかという問題があります。

だったら自宅の近くに親を呼び寄せよう、と考える人も多いのですが、

多くの親は「住み慣れた土地を離れたくない」と言います。

これまで一人で2週間~1か月の長丁場、母親のもとに滞在し、

介護をしていたとか。それは、肉体的にも精神的にも疲れますね。

今後もそういうことが頻発するのでは、と思うと「勘弁して!」という

気持ちにもなるでしょう。

私は25年にわたり、遠距離介護を支援するNPO法人の活動を行っています。

そして、多くの子世代を見て思うのは、

「遠距離介護には意外とメリットもある」ということです。

コロナ禍の今こそ知っておきたい!遠距離介護のメリット

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私がこれまでの経験から感じている遠距離介護のメリットは、

大きく以下の3点です。

🔘  離れているから優しくし合える

親子とはいえ、価値観や考え方が異なって当たり前。ずっとそばに

いると腹が立つことが多いけれど、通っていった時だけだと思うと、

互いに気遣えるはず。 

🔘  行政・民間の介護サービスを使いやすい

介護保険ホームヘルプサービスには、身体介護の他、家事援助的な

生活援助があります。家族がいると生活援助は利用不可の自治体が

多いのですが、親だけで暮らしていると利用できることも。
また、介護保険とは別の自治体サービスもあります。例えば、

緊急時にボタン一つで通報できる「緊急通報サービス」なども、

高齢者世帯なら利用できるケースが多いものです。 

🔘   特別養護老人ホーム(特養)に入りやすい

入所は申し込み順ではなく、困っている人が優先されるので、

介護者が遠距離にいる場合、比較的スムーズに入所できます。

介護の必要度合いが増したら特養へ入所を、と考えているなら、

メリットと言えます。

介護は「サービス」に依頼して、子どもは「司令塔」に

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遠距離介護では、サービスをとことん利用することが不可欠です。

介護保険はもちろん、自治体のサービスや有償ボランティアなどのサービス、

場合によっては民間サービスも使いましょう。

つまり、直接の介護は「サービス」に担ってもらうのです。子どもは

ケアマネジャーや医師と連絡を密にし、「司令塔」に。これなら、

自分が実家に長期滞在しなくても大丈夫。親にも、“サービス利用は必須”と

理解してもらいましょう。

サービスについての相談は、親の住所地を管轄する地域包括支援センターへ。

連絡先がわからない場合は、役所に問い合わせてください。

ただ、介護の必要度合いが高くなると、在宅の限界はくるかもしれません。

親にも、“在宅が難しくなったら施設介護に移行”と覚悟してもらう必要が

あります。メリットを上手に活用すれば、案外「遠距離介護」は悪くない

選択です。実際、多くの方が実践されています。

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【補聴器を 外し無敵の 父となる(シルバー川柳)】