初夏の庭の、ブルーや紫の花たち
初夏に咲くブルーや紫の花は多くて、しかも手間いらずで毎年咲く
優等生がいっぱい!
存在感のある、アガパンサス
6月になると花穂が一斉に上がり、包んでいた苞から花火のようにブルーの
細長い花が咲き出します。高さ1mほどの高さで花が咲き、存在感があるのに
手間いらず……本当によくできた花です。
イングリッシュラベンダーは、ドライにも
花茎がお日さまに向かって長く伸び、淡い色合いで咲きます。乾燥を
好むので、夏の過湿は禁物です。夏の蒸し暑さに弱いイングリッシュ
ラベンダーですが、ドライにするには一番きれいにできて
香りもいいと思います。
いつもリボンでキュッと結んで吊り下げますが、それだけでいい香り……
その他の、涼しげな紫やブルーの花たち
左/ユウギリソウ、中/イソトマ、右/プルンバーゴ
涼しげなブルーのプルンバーゴや一年草のイソトマは真夏でも
よく咲いてくれます。
種類の多いサルビアもおすすめ!
左/メドーセージ、中/サルビア・ファリナセア、右/サルビア・
ネモローサ カラドンナ
サルビアはほとんどが宿根草で、蒸し暑い夏でもよく咲くとても丈夫な花です。
メドーセージは1mほどの高さで群れて咲くので迫力があります。
何もない夏の我庭の主役になります。この花、茎とガクが黒くてシックな
感じですが、いつ見ても怪獣が口を開けてるようにしか見えないのは
私だけ……‽(笑)
クレマチスは、秋まで楽しめる
クレマチスにもブルーや紫色の種類は多く、切り戻すと秋まで楽しめます。
ブルーのアラベラ
濃い紫のアフロディテ・エレガフミナ
私の庭に欠かせない、カラーリーフたち
バラが終わると待っていたように、アメリカハナズオウの葉っぱが展開してきます。
その黄緑色のグラデーションの美しさには見惚れます。
春先には小さなピンクの花を咲かせ、秋になると黄色く色付き落葉していきます。
1年を通して本当に美しい色合いを楽しめるおすすめの樹木です。
鮮やかな世界を作る、カンナ
初夏の白い花を引き立ててくれるのが、カンナのベンガルタイガー
(黄緑色)とダーバン(赤い葉)です。
このカンナ、花は普通にオレンジ色ですが、葉のスジスジの模様を
見ると芸術的な美しさ……といつも思ってしまいます。この2つは
隣り同士で植えるとより引き立て合って、鮮やかな世界を作ります。
そして きれいなだけでなくお隣のお役にも立っています。
横に植えているユリにとっては、夏は日当たりがよすぎて過酷な場所に
なりますが、カンナの大きな葉っぱが直射日光を防いで地温が上がるのを
防いでくれているのです。夏になるとダーバンは少し葉焼けしますが、
葉を楽しみたい方にはおすすめの植物です。
緑のグラデが美しい、ホスタ
雨で鮮やかなホスタ ジューン
ホスタは多年草で、春になると毎年美しい葉が広がります。緑色といっても
いろんな色……黄緑や青緑 灰緑などや、ツヤのあるものないもの……
それぞれが個性的で、まるで絵の具で描いたような葉っぱもあります。
小型のものから、大型だと直径1m以上になるものもあります。色合いや
質感などさまざまで、私はホスタが大好きです。
ところがホスタは夏の日差しに弱いものが多く、木陰など半日陰に
置くのが一番なので、移動できるようにほとんど鉢で育てています。
でも移動できないホスタも多くて、この時期は庭にパラソルを立てます。
庭作業する私は日焼けしてるのに、ホスタは日から守る……のです💦💦
子を思う親の気持ち……(笑)
このホスタたち、秋になると黄金色に輝きながら1年を終えます。
私はいつか、カラーリーフだけの庭を作りたい……と思うほどです。
真夏の8月に向けての庭仕事
7月、バラは花が終わると新しいシュートが出て葉が繁り、来年に向けて
動き始めます。花がらを摘んで肥料をあげますが、そのときちょっと土を
耕して、堆肥も足してあげることも大事です。
5月の花後、新芽が伸びてバラはまた花が咲きますが、その二番花も楽しみ!
でも梅雨や蒸し暑い夏を元気に乗り切るためにも、風通しを良くしたり、
株元を整理したり、害虫対策をしたり……その他にも一年草の種を取ったり、
暑さに弱いものを移動したり……。庭は大忙し!! あっという間に
真夏がやってきます。
8月になると、庭は暑さや湿気に耐えじっと我慢! ちょっとスダレで
直射日光を防いだり、マルチングして地温を上がりにくくしたり……
暑さ対策をしています。白やブルーの爽やかな景色はあっという間に
過ぎていきますが、庭仕事が忙しい中、その色合いを楽しむのが 庭での
ブレイクタイム!
夏の間は私もじっと我慢……いえいえ楽しい夏休み、です(笑)
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