白とブルーの花たちが主役の、初夏の庭
作品「カラーⅡ」
6月になると、庭にはカラーが咲き始めます。派手ではありませんが
とても魅力的な花……。緑の茎から白い花の部分にかけてのフォルムが
とても美しく、私の大好きな花です。
シンプルだけど微妙な色合いやラインを表現したくてカラーをモチーフに
何作も作っていますが これは染めた布に綿を入れてふんわり仕上げました。
オーガンジーやチュールも使っています。
初夏の庭の、白い花たち
バラの華やかな色合いで覆われたにぎやかな庭も、季節が進むと初夏の
みずみずしい新緑と白やブルーが中心の落ち着いた色彩に変わっていきます。
今回は、初夏の美しいカラーリーフや、白やブルーの爽やかな色合いの花を
ご紹介します。
アナベルは初夏の庭に欠かせない
初夏の花でとても重宝するのが、あじさいのアナベルです。アナベルは、
小さな花が集まりボールのように咲いて、頭くらいの大きさにもなります。
ふんわりと優しい、とても存在感のある花……。
ライムグリーンから咲き進むと真っ白へ、そしてまたライムグリーンに
変化していくそのグラデーションは 本当にきれい……長く楽しめます。
アナベルは庭の4か所に植えていて、大きな株に育っているので毎年
ご近所や友人たちに配っています。
みんなが大好きな花……冬に肥料をパラパラと蒔き、土や堆肥を被せるだけと、
ほとんど手間いらずで翌年もよく咲いてくれます。
また、他のあじさいと違って新しい枝に新芽ができるので、いつ剪定しても
春には咲いてくれます。なので、冬に高さ調節のために切れるので助かります。
切って、たっぷり生けたり……
簡単にドライにできるので、リースを作って楽しみます。
お庭に一株あれば、いろいろ楽しめて重宝する、おすすめのあじさいです。
見飽きることがない、カラー
カラーは日陰でも育ちますが、やはり日当たりのいい場所では地下茎が
増えてどんどん大きくなっていきます。大きな葉が重なり合い個性的な花、
そして手間いらず。でも、強い日差しで葉焼けすることがあります。
黄色いボールのような花は、クラスぺディアのゴールドスティック。
ドライにもできる楽しい花で、アクセントになります。
カラーは作品のモチーフに使うのでよくスケッチしますが、クルッと
巻きながら上がってくるつぼみのエッジの効いたスタイルや、
それがほどけて開いていく様子は見ていて飽きません。
香りがまた最高な、ユリ
オリエンタルリリーです。ユリは秋に球根を植え付けますが、
3年以上たつと植え替えるようにしています。白いユリが引き立つよう
いつも鮮やかな葉のカンナの横に植えて、色合いを楽しんでいます。
ユリが咲き出すと香りが庭中に広がって、思わず深呼吸するほど
気持ちがいい……季節を感じさせる花です。
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