彩雲とは何?【素朴な疑問】―8


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          彩雲とは何? どうやったら見られるの?

虹のように光る雲を、見たことがありますか? 昼間にふと空を見上げたら、

偶然見つけて、慌てて写真を撮ろうと思ったのですが、あっという間に

見えなくなっちゃいました。この雲は「彩雲(さいうん)」と言うらしいです。

どんなときに見られるのか気になるので、ちょっと調べてみます!

 彩雲とは?

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晴れた日で、うろこ雲のような薄雲が太陽の近くにあるとき、雲の端が

虹のように光って見えるのが彩雲です。雲の流れに従って見え方は変化し、

あっという間に消えてしまうことも。

 

虹色に光る神々しい印象などから、彩雲は古くから縁起がいい雲とされて

きました。瑞雲(ずいうん)、慶雲、紫雲(しうん)などの別名もあります。

仏教でも良いことが起きる前触れ現象の「瑞祥(ずいしょう)」とされ、

また、スピリチュアルな世界では、天からのメッセージとも言われている

そうです。でも、実は彩雲は特別珍しいものではなく、季節や場所に

関係なく見ることができる気象現象なのです。 

彩雲はなぜできる?

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普段私たちが目にする雲は、水や氷の粒が集まって出来ています。

その雲の粒に太陽の光が反射・散乱して、雲が白く見えたり灰色に見えたり

します。また、厚い雲や薄い雲などの形や、遠くにあるか頭上かなど自分が

雲を見る角度によっても雲の色は違ってきます。

 

上空の太陽に近いところに薄い雲がある場合、太陽の光は雲の粒(水の粒)を

回り込んで(回折して)進みます。このとき、光の波長によって曲がり方や

進み方が違います。

 

波長は、人間の目で見える範囲で最も長い部分は赤、橙、黄、緑、青、藍と続き、

一番短い波長が紫になります。彩雲は、この波長の違いでさまざまな色が

出現し、虹のように見えるのです。

 

彩雲は太陽の近くで見ることができますが、くれぐれも太陽光を

直視しないよう気を付けてください。目を傷める危険があるので、

サングラスをかけると安心ですね。また、撮影する場合には、

太陽が入らないように建物などで隠すと、彩雲の色をきれいに

撮ることができます。

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