光老化とは?
夏は冷たい水出し緑茶で日焼けを予防
肌の老化の8割は紫外線による光老化が原因です。紫外線量が増える夏、
光老化を予防するために積極的に取りたい食品の一つが、緑茶です。
抗酸化物質として知られる茶カテキン&ビタミンCを効果的に摂取できる、
水出し緑茶のおいしい入れ方をご紹介します。
肌の老化の8割が「光老化」によるもの!
肌の老化には大きく分けて2つの原因があります。一つが加齢、
そしてもう一つが光老化です。 加齢による肌の老化は、年齢とともに潤いを
キープする力や新陳代謝が衰えることで、乾燥しやすくなったり、
キメが粗くなったり、くすみやすくなるといったものです。
一方、光老化とは紫外線ダメージの蓄積によるもので、シワやたるみを
引き起こす原因となります。そのダメージは、紫外線を浴びた時間と強さに
比例しています。この2つのうち、肌の老化の8割が光老化によるものだと
言われています。浴びた紫外線が少量でも光老化は少しずつ進行して
いきますので、紫外線の強い夏はもちろん、それ以外の時期も一年中、
しっかり紫外線ケアをすることが重要です。
スキンケア&食事で体の中からも光老化を予防しよう
光老化を予防するには、体の外側と内側の両方からケアすることが必要です。
以下にそれぞれの予防法をご紹介します。
体の外側から:スキンケア
紫外線量の多さや屋内・屋外に関係なく、一年中、日中は必ず日焼け止めを
塗るようにしましょう。日焼け止めの効果を持続させるために、
2~3時間おきにこまめに塗り直すのがおすすめです。
最近は定番の液状の日焼け止め以外に、スティックやスプレー、パウダーなど
さまざまなタイプの日焼け止めがありますので、シーンに合わせて
使いやすいものを選びましょう。
体の内側から:抗酸化物資を食事で取る
特に積極的に取りたいのがビタミン類です。中でもビタミンCはメラニンの
沈着を抑え、シミを薄くする働きがあると言われています。透明感のある肌を
キープするためにも意識して取りたい成分です。それ以外に、肌の衰えの
原因となる活性酸素の発生や働きを抑える「抗酸化物質」も、光老化を
予防するには重要な成分。人間の体にはもともと抗酸化物質が存在しています
が、20代をピークとして、加齢とともに低下していってしまうそう。
そのため50代・60代の大人女性は、不足しがちな抗酸化物質を普段の
食事で摂取することが大切です。
ビタミンC&茶カテキンで免疫力アップ&日焼け予防!
日常生活で手軽に取れる抗酸化物質を多く含む食品が、緑茶(煎茶)です。
緑茶に含まれる茶カテキンは、数ある抗酸化物質の中でも、特に優れた
抗酸化パワーを持っています。緑茶はお湯で抽出するのが一般的ですが、
これから暑くなる季節は、「オンザロック」がおすすめです。
茶カテキンは温度による影響を強く受けるため、温度によって抽出される
茶カテキンの種類・割合が変化します。特に、高温で抽出した緑茶には、
「エピガロカテキンガレート」という種類のカテキンの割合が高くなります。
エピガロカテキンガレートは、体内に侵入してきたウイルスや細菌から
体を守る免疫力アップにつながる成分として知られ、コロナ禍で
いつも以上に健康に気を付けたい今こそ取りたい成分です。
また、緑茶に含まれるビタミンCの量は、野菜の中でも含有量の多い
赤ピーマンの約1.5倍に相当するほど。ビタミンCは熱に弱い性質が
あるため、紫外線や日焼けが気になる時は「水出し緑茶」がおすすめです。
紫外線が気になる夏は、茶カテキンとビタミンをたっぷり含む冷たい緑茶で、
体の中から日焼けを予防しましょう。
抗酸化!茶カテキンたっぷり緑茶のオンザロック
まずはじめにご紹介するのは、茶カテキンたっぷり 「オンザロック」の
楽しみ方です。たっぷり氷の入ったグラスに、熱湯でいれたお茶を注げば、
さっぱりしたキレと渋みのある、冷たいお茶がお楽しみいただけます。
- 急須に茶葉をティースプーン2杯分入れます。
2・急須にポットややかんから、直接お湯を注ぎます。
3・グラスには氷をたっぷりと入れます。
4・抽出したお茶を氷の上からゆっくりと注ぎ入れれば、
夏におすすめ!水出し緑茶のおいしい入れ方
さらに、水出し緑茶はお茶の甘味を効果的に引き出すことができ、
抽出したお茶の色がより鮮やかになるのも特徴です。ご自宅にある茶葉を
使って、ぜひ味や色の違いを楽しんでみましょう。
水出し緑茶をおいしく楽しむコツは、茶葉をいつもより多めに入れること。
特に水出しにおすすめのお茶は、玉露や上級煎茶などのうま味成分が
豊富なものや、深蒸し茶のように茶葉が細かく濃く出るものです。
水出し緑茶の入れ方(2人分)
- 急須に茶葉をティースプーン3杯分(約6g)入れます。茶葉の
目安量はいつもの1.5倍です。
2・冷たい水を約200mL注ぎます。
3・約3分待ってからグラスに注ぎます。
ここでは、茶カテキンをたっぷり楽しむ「オンザロック」と急須で入れる
「水だし緑茶」のおいしい入れ方をご紹介しましたが、忙しい時は
茶葉ではなくインスタントの緑茶を使うことで、もっと手軽に冷たい
緑茶を楽しめます。
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