コロナ・感染リスクへの対策!【美と健康】―7


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   新型コロナワクチンはどうなる?

              感染リスクへの対策は

収束する気配のない新型コロナウイルス。冬を目の前に各地で

新規感染者数が増加しています。今回は、新型コロナウイルスのワクチンや

今後の見通しについて、白鷗大学教育学部教授で、感染免疫学・ワクチン学を

専門とする岡田晴恵さんにお話を伺いました。

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ワクチン実用化に際し、確認すべき2つのこと

一般的には、ワクチン開発には何年もかかります。場合によっては

10年単位の時間がかかることもあります。

新型コロナウイルスのワクチンに関しては現在、国内外で開発が

活発に進められており、2021年に供給を目指す……という情報も聞かれます。

厚生労働省では、早期にワクチンを実用化するための取り組みも

進められています。有難いことだと思っています。

ただし、仮に早期の開発に成功したとしても、使用されるようになる前には

「安全性」と「有効性」についての確認は欠かすことができません。

ちなみに、「コロナウイルス」にはいくつか種類があり、2003年に

大きな問題となった「SARS(サーズ、SARS-CoV)」や、2012年に

見つかった「MERS(マーズ、MERS-CoV)」もコロナウイルス

一種ですが、まだ有効なワクチンは開発されていません。

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 「ワクチンが完成すれば、ある程度安心」というような空気も

感じます。新型コロナウイルスのワクチンは、今わかっている限りで

どの程度有効だと考えられますか?

岡田教授:仮にワクチンが製造されて、接種が可能になったとしても、

ワクチンによって免疫が続く期間が限られている可能性があります。

というのも、一度新型コロナウイルスにかかった場合であっても、

時間の経過とともに抗体が減ってくる可能性があることが、WHOによって

指摘されているからです。ワクチンを接種したらどのくらい免疫が持続

するのかについては、まだ未解明な部分が多いと思います。

有効性については、「感染を防ぐ」のか「重症化を防ぐ」のか

「発症を防ぐ」のか、どのレベルをどのくらいの期間……といったことを

今後検証していく必要があります。

 開発の優先度が高い新型コロナウイルスのワクチンは、

一般の人たちが接種できるようになるまでのプロセスは

他のワクチンと異なるのでしょうか。

岡田教授:ワクチンが認可されるまでには、いくつものプロセスがあります。

かみ砕いて説明すると、健康なヒトに試す試験、少数の患者に対して

安全性と有効性を試す試験、人数を増やして試す試験……など、

さまざまな試験を行い、年単位で経過を見ていくのが一般的です。

大勢の人への接種が始まってから想定しなかった「副反応」が報告される

可能性もあります。新型コロナウイルスのワクチンの場合には、

一般の人への接種が始まった後に、その経過を長期にわたって見守り続ける

ことになるのではないか、と思います。4相試験というものです。

いずれにせよ、ヒトのコロナウイルスのワクチンは新しいワクチンなのです。

インフルエンザのワクチンのような知見と経験値が蓄積されていないので、

今回の新型コロナウイルスワクチンは安全性と有効性をきわめて慎重に

見ていく必要があります。

 海外で製造されるワクチンの有効性が日本製よりも先に認められて

認可された場合、日本にも輸入される可能性はありますか?

岡田教授:仮に、海外企業がワクチン製造に成功したとして、日本で使用が

認められた場合であっても、需要に見合った量がすぐに日本に入って

くるとは考えにくいですね。

海外で収集された接種後の経過にまつわるデータを見つつ、

有効性と安全性を確認しながら徐々に輸入される、ということが

現実的にはなるのかなと思います。だからこそ、この冬をまず

どう乗り切るのか? 予防や対応は? ということが大切ではないでしょうか。

自粛ストレスと新型コロナウイルスの感染リスクとの向き合い方

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実用化には懸念点が多々あるワクチンの開発のお話から、

当面は感染予防の対策を地道に続けることが大切なのだと

感じました。とはいえ、コロナウイルスの収束時期が見通せず、

心のバランスのとり方が難しいとも感じています。読者の中には、

コロナ禍をきっかけに「スポーツジムに行けなくなった」

「茶道をやめた」など、好きだった

習い事や趣味を諦めてしまっている人もいます。

岡田教授:習い事の内容にもよりますが、やはり密閉空間の習い事は、

今はまだ厳しいですね。今後、より感染リスクの低い場所でできる新しい

趣味を自分で探っていくことが必要なのかもしれません。

残念ながら、新型コロナウイルスの感染リスクはゼロにすることは

できません。ですが、ある程度リスクを低くすることはできます。

新型コロナウイルスの感染リスクをどうしたら減らせるのか、

どんな状況で感染が発生しやすいのかが、明らかになりつつあります。

新型コロナウイルスについてこれまでにわかっていることを

「正しく知る」ことは、過度に恐れ過ぎないことにもつながると思います。

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この記事を見ると姿の無い魔物・新型コロナから脱出して平和な日々を

迎えられるのは何時の頃に成るのでしょうか?連日の様に感染者は増え

亡くなる方もうなぎ登りで・・・やがて来る平和な日々が過ごせるように

なった時には人口は半分に・・・明日は我が身、「コロナ疲れ」に成らない様

一人ひとりが我が身を大切にしましょう~((^▽^笑) )

【若返り 亡夫にすまぬ 旅の宿(シルバー川柳)】