そろそろ始める!介護の準備・老後の住まい作り
老後のための住まいの準備というと、リフォームなど大がかりなものを
想像しがちです。でも、気力・体力がある今のうちから今すぐできる在宅介護の
準備があります。それが自宅の整理。介護のプロ、ケアマネジャーさんに
片づけのコツを伺いました。
長く住める家のキーワードは「安全」と「清潔」!
「老後、もし介護が必要になったとしても、できるだけ長く自宅で
暮らし続けたい」こんな声に対し、ケアマネジャーとしての知見を生かして、
片づけのコツを発信している彼女は、「長く安心して住める家とは、
安全で清潔な家のこと」と言います。それはつまり、快適で事故が
起こりにくい家のこと。「家の中が整理されていて、日々の家事が楽に
行えることが必要なんです」とケアマネ・・・
家の中の安全と清潔を保つために、彼女がどのようなことを
実践しているのか、ご自宅を回りながら、片づけのポイントを
教えてもらいました。
安全・清潔のために、余計な物は置かない、敷かない!
先ず、清潔を保つために「布と紙」をできるだけ減らすことが大切です。
「布類は洗濯を怠るとダニの温床になります。我が家は、マット類は減らし、
カーテンはレースのみ。夜は雨戸を使っています」と彼女・・・
また、新聞、紙袋などの紙類も放置すると、ホコリがたまりやすく
カビが生えやすいので、定期的に処分することが大切です。
床の上に物を置かないのも、安全な家づくりの鉄則です。
「じゅうたんの縁のような小さな段差が、一番つまずきます」。
バッグは置き場を決め、座布団を使った後は部屋の隅や押し入れに
まとめておきましょう。
「見える収納」で無駄買いを予防してスッキリ!
彼女が訪問先でよく見るのが、ラップが10本など、戸棚に同じ物が
あふれている光景だそう。「何が家にあるかすぐに思い出せなくて、
つい無駄買いしてしまうのでしょう。特にカゴなどの中に収納していると、
中を確認するのが面倒になり、重複買いが増えます」
そこで彼女が提案するのが、戸棚の中を一目瞭然にする、
「見える」収納。 「おしゃれ度は下がるかもしれませんが、無駄買いは
確実に減ります。しかもこれは、他人にもわかりやすい収納方法。
もし自分が入院して不在でも、子どもやヘルパーさんが迷うことなく
棚の中の物を取り出せます」 安全のために、よく使う物は手の届きやすい
腰から肩の高さに、重い物は下の方に収納するのがおすすめです。
彼女のお宅の台所は、余計な物がなくスッキリ!「汚れても掃除しやすいし、
清潔だと、料理する気力が湧きます」。また、安全性の観点からも、
コンロ回りには物を置きません。「袖口などに火が燃え移るのも怖いので、
我が家はIHです」と言う
また、玄関に置きっぱなしにしがちな宅配物は、「無意識のうちに
手すりとして使う人が多いんです。安定性が悪いと、転倒の危険性があります」と言う。もし“手すり化”している人がいたら、安全のために早めに
片づけておきましょう。
これで安心!老後の住まいづくりのポイントまとめ
ここまで彼女に教えてもらった、安全・清潔な家づくりのポイントを、
以下にまとめました。自宅が老後の住まいに適した状態かどうか、
このチェックリストで確認してみましょう。
1.ダニとカビの温床、布と紙はできるだけ減らす
2.床には物を散らかさず、つまずきを防止する
3.かごやケースは使わず、「見える」収納に
4.よく使う物は腰から肩の高さのゾーンに
5.災害時に備えて、重い物は下に置く
6.火の周辺には物を置かず、掃除しやすく
7.玄関には物を置かず、“手すり化”を防止
💤💤💤💤💤💤💤💤💤💤💤💤💤💤💤💤
自分では几帳面な積りで、出来るだけ片付けて居る積りですが、改めて
「成程・・・」と思う事も・・・少しづつ時間の有る時に心掛けましょう(笑)