【素朴な疑問―18】・・・


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       高齢者が陥りやすい「低栄養」って

                                                   どんな状態?

高齢者の低栄養な状態って、どんな状態? 

最近、「高齢になると知らず知らずのうちに低栄養になる可能性がある」という

話を聞きました。低栄養って、栄養が足りていないということ? つまり、

食が細くなることと同じ意味かしら? うちは両親が離れて暮らしているから、

少し心配になってきました。早速、低栄養について調べてみましょう。

 シニアが低栄養になる原因


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低栄養とは、健康的に暮らすために必要なエネルギーやたんぱく質、脂質、

ビタミン、ミネラルなどの栄養素が不足している状態を指します。

 中でも、シニアによく見られるのは、エネルギーとたんぱく質の不足。

エネルギーは、体を動かすために必要であり、たんぱく質は、筋肉、血液、

内臓、骨、皮膚などの体をつくる材料となる大切な栄養素です。

 体に必要なエネルギーとたんぱく質の摂取が不足すると、筋肉量が減り、

体重も減ります。また、筋力が低下し、疲れやすくなり活動量の低下にも

つながります。さらに、血液中のたんぱく質が少なくなると、

むくみを起こしやすくなったり、免疫力が低下して感染症にかかりやすく

なったりします。このような低栄養状態がさらに進むと、寝たきりになり、

悪くすると命に関わるとのこと。これは気を付けなければなりません。

 シニアが低栄養になる原因として、以下のことが挙げられます。

  • 加齢による食欲の低下

加齢による食欲低下の要因はさまざまあります。味覚や嗅覚などが

衰えたり、噛むことや飲み込むこむ力が弱くなったりすることで

食欲が低下します。また、病気や老いの心配・孤独感などによっても

食欲は低下しやすくなります。食欲が低下すると、食事の全体量が

減り、低栄養になりやすくなります。 

  • 活動量の低下

足腰が痛くなったり、人付き合いが減ったりすると外出が面倒になり、

家の中にこもりがちになってしまいます。そうなると、活動量が

低下しお腹がすかず、食事量が減ってしまいます。さらに、日常生活

動作(ADL)の低下も招くと、低栄養の状態が進んでしまいます。 

  • 入れ歯など口の中の問題

入れ歯の調整をしていなかったり、合ってなかったりすると

咀嚼(そしゃく)が困難になり、咀嚼しやすい柔らかい食べ物の摂取が

増え、食事が偏り栄養素の摂取不足になります。また、加齢に伴って

唾液の分泌量も減少するため、食事がとりにくくなり、必要な栄養素を

確保できなくなります。

  • 経済的な問題

経済的に困難な世帯は、穀物の摂取が多く、肉類や野菜の摂取が

少ないというデータがあります。ご飯に漬物だけ、菓子パンだけと

いった簡素な食事は、特にたんぱく質の不足が懸念されます。 

  • 認知機能の低下

  • 認知機能が衰えてくると、手順を考えて料理をすることが難しくなり、

電子レンジなどの電化製品の使い方がわからなくなり、食事の準備が

困難になります。また、買い物に出掛けても同じ品物ばかり購入する

ことも増え、栄養に偏りが生じます。

高齢者の低栄養を防ぐには


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低栄養の指標として、わかりやすいのは体重の減少です。定期的に体重計に

乗るようにして、痩せ始めに気付きましょう。周囲から「痩せたね」と声を

掛けられたり、洋服のサイズやベルトの長さが変わったりすることでも

体重の変化を知ることができます。体重の減少に早く気付き食事を工夫を

したり、周囲の助けを借りたりすることも大切です。

 シニアに限っては、「もともと太り気味だったから」という理由で、体重減少を

気にしない方もいますが、これは要注意です。体重が減るということは、

脂肪だけでなく全身の筋肉も減るということ。筋肉が減ってしまうということは、

寝たきりの始まりになりかねないのです。

          その他の低栄養を防ぐ方法と改善方法は

                                                           以下のようなものです。

  • 病気や体調不良、薬の副作用などの医学的な問題は、かかりつけ医など

         医療機関に相談し、改善する。

  • 年齢に応じた一日に必要な食事量を知り、必要なエネルギーと

        栄養素を摂取できるよう食事量が減らないようにする。

  • 生活リズムを整え、1日3回の食事と必要に応じて間食を取り、

        栄養を確保する。

  • 噛む力や飲み込む力が弱っている場合は、入れ歯を調整したり、

食事を食べやすく調理する工夫をしたりする。

  • 買い物や散歩、家事など体を動かす機会を増やし、適度な運動をする。
  • 酢や香辛料など取り入れ味覚を刺激したり、食事の見た目にも配慮したりし、食欲をそそる食事にする。
  • 誰かと食べるようにする(孤食をしないようにする)。一人暮らしの場合は、誰かとこまめに声を掛け合ったりなど、食事を楽しむ工夫をする。

食べるものがあふれている時代に、低栄養になるなんてことは

考えたことがありませんでした。離れて暮らす両親がきちんと食事を食べ、

エネルギーや栄養素が不足していないか、気を配らなければと思いました。

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毎日健康で日常生活が送れると当たり前で何も感じませんが、一寸体調に

異変を感じるとガックリ落ち込んでしまって・・・「このまま???」何て事も

偶には有るし、激痛に見舞われると、この世の未練も何もなくこのまま

逝っちゃいたいと思った事も、和子は何度も有りましたが、痛みが治まると

忘れてしまいがちですが・・・やっぱり多少の知識を身に付ける事も~(笑)

【遺言を 書いた安堵で 長生きし(シルバー川柳)】