思い出ばなし・在宅訪問介護―29・・・

 

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うつ病のきみこさんのお世話は1年半ほどしたかな?

週に2回お昼の食事とお掃除に伺って、午後からは入浴介助、初めて

サービスに入った時は玄関まで迎えに出て下さって体力が無くヘロヘロ・・・と

座り込みすっかり痩せこけて居られましたが、偶然にも和子の姉の旧姓と

同姓同名でやっぱり和子も何十年経っても、何処かで旧姓を聞くと他人様って

感じがせずに振り返る(笑)

 

きみ子さんは姉の旧姓と同姓同名で、利用者さん・ヘルパーと言う感覚を

忘れる様な感じで「お姉ちゃん・かーこちゃん」と呼び合いお世話をしましたが、

彼女は当時未だ60代の後半で「未だ70歳にも成らないのにヘルパーさんの

お世話に成るのは、一寸心苦しい・・・」と言われるまでに回復されて

ご主人は「未だ々30%も回復して無いからヘルパーさんのお世話に成れば良い」

って言われてましたが、きみ子さんは「断っちゃう・・・」って頑張って

居ました。

       

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若しかすると和子や他のヘルパーさんが居る時は気も紛れ元気だけど・・・

夜にご主人と2人きりに成ると気持ちも沈みご主人には心配な事も有ったかも?

でも~利用者さんが頑張って「自分一人で頑張ってみる」と言われ

最終的には70歳前に在宅訪問介護を離脱されました。

「じゃ~全快祝いにかーことランチに行こうね?」って約束をして

サービスを終了しました。

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きみ子さんの所には他のヘルパーさんもサービスに入っててきみ子さんは他の

ヘルパーさんにお声掛けをして4人で食事をして完全に別れましたが、

きみ子さんは偶に「お姉ちゃんだよ~」って電話を下さったり~綺麗な絵葉書を

手に入れるとお手紙を頂き、仕事から帰って来るとテーブルの上に

「OOきみ子」って手紙が置いて有りハッと田舎の姉かと思う事が度々有りました。

この所ご無沙汰をして居るけど元気かな?((^▽^笑) )

     【相合傘 あなたばかりが 濡れている(シルバー川柳)】