思い出ばなし・在宅訪問介護―6・・・

 

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普通の利用者さんはお世話をして貰うと心から「有難う~」と言って呉れるのが

感じられますが、たか子さんは40代からの難病で歩行が困難で、毎日テレビと

お友達、一人っ子の可愛い息子さんもお嫁さんに取られちゃって、来訪者の方に

誰にでも、お嫁さんの悪口を・・・

 

和子が初めて先輩と同行した時もお嫁さんの悪口を・・・(家庭内のもめ事を

初対面の和子に話すか?)って感じ・・・先輩ヘルパーさんは(又始まった~?)

って感じで聞き流して居る感じでした。和子の母とは正反対、母は「お前が

泣いて帰って来る家は此処しかない?姉さんの悪口を言うんじゃない」と

何時も言われ、「せめて和子が零した時くらい、和子の味方をして

呉れれば良いのに~」って何時も思って居ましたが、マサに嫁いびり・・・

 

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たか子さんの唯一の味方はネコちゃんでした。何時も首輪を着けてベットに

繋がられて居ました。足元に纏わり付いて振り払おう物なら和子のサービスは

お断り・・・最初の頃は伺うと神経を使って大変でした。

でも~ビクビクしながらでも入浴介助で髪を洗って上げたり・・・お食事の

支度をして茄子のみそ炒めを作ると何時も「美味しい・美味しい」と

喜んで下さるように成りました。

 

和子は独学でパソコンから音楽を取り込んでCDに録画したりする様になって

演歌のCDを数枚作って届けたら大喜びして下さいました。

毎日ベットの上でテレビが仲良しだから・・・偶には演歌を聞きながら

眠るのも・・・((^▽^笑) )

【欲しかった 自由と時間 持て余す(シルバー川柳)】