しげちゃんはお隣の部落の方で、一緒に小学一年生から分校で勉強をした
仲間です。彼女の事は、余り良く分かりませんが2歳と4歳年上のお姉さんが
居て、和子の様に兄姉、年が離れて無いからしげちゃんを苛める人が居ると
お姉さんが「なんで~しげ子を苛めるの?」って怒鳴って来る。
彼女のお母さんは東京の人でお父さんは亡くなって居ませんでした。
今、思えば昔の事だからお父さんが東京に仕事に行ってお母さんと大恋愛をして
結婚したとも考え難いけど・・・和子が学校に行って知り合ったしげちゃんの
お母さんは、ご主人が亡くなって身寄りの無い、田舎に引き上げて・・・・
ご主人のご兄弟やご親戚が何軒も有りましたが、隣りの部落の一角に8畳位の
今で言うプレハブの小屋の様なお家で親子4人で住んで居ました。
和子は幼少の頃は、しげちゃんと争い事をした記憶も有りませんが、とにかく
大嫌いでした。今、思うとその頃から負けん気の強い和子はしげちゃんにだけは
絶対に何事も負けたく無かったです。
幼い頃から難病を患い、学校を休んでばかりで先生から「後、一週間休んだら
落第に成るから1時間でも良いから・・・バスに乗ってでも来なさい」と
言われながらも絶対にしげちゃんには負けたく無かったです。(笑)
自宅の茶の間のガラス戸に良く落書きをしましたが、「しげ子XよしこO」と
言う落書きが、一杯書いて有りました((^▽^笑) )
そんな大嫌いなしげちゃんでも口喧嘩をした事も無いし~又しげちゃんも
和子を苛めた記憶も有りませんが、やっぱり周りの人たち同級生の男の子とか
先輩たちがしげちゃんを苛めると、お姉さんやお母さん迄が学校に押し寄せてきて
怒鳴る。おそらく其れを頻繁に見て和子は大嫌いに成ったのだと思う
【「お若いわ」 その一言で お得意さん(シルバー川柳)】