滋賀県の彦根の山奥で生まれた和子は20軒程の小さな部落で同級生も4人で
上の部落に有る分校に通いました。この部落の同級生は男性一人と女性が3人で
敬一さん・よしちゃん・し~ちゃん・と和子の4人でした。
和子の実家の前に有る、田んぼはよしちゃんちの田んぼで春、田植えの頃・
秋は稲刈り・・・と年中姉妹の様に幼い頃から遊び大の仲良しでした。
聞く所に依ると遠い親戚に成るとか?彼女のお父さんはよしちゃんの上に
3歳ほど年上のお兄ちゃんとよしちゃんを残し戦死されたとか?
和子やよしちゃんが物心付いた頃にはよしちゃんのお母さんは再婚して
居たとか?聞く所に依ると、このお父さんは、有る男性の隠し子で
父親に認知もして貰えず、母子家庭で同じ部落のか片隅でひっそく
暮らして居たそうです。
この様な気の毒な男性だったから、よしちゃんのお母さんとの縁談は
鬼に金棒の様な結婚だったとか?
この様な事情は幼い和子やよしちゃんは知る由も無く実の父親と信じて居ました。
続き・・・