初ちゃん物語り-4

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当時、初ちゃんは京都のオバサンの家で2人で住んでたのだけど~博已は

中学を卒業して専門学校に進み、その後、何処に居たのだろうか?

初ちゃんは、京都のオバサンと同居し、未だ本家の元さんの家に居たのだろうか?

ま~有る夜中に酔っぱらって京都のオバサンの家に戻って来て、居間で酔い潰れて

居たそうです。朝、オバサンや初ちゃんが起きて来て酔い潰れて居る、博已を見て

びっくりしたとか?

 

その時、朝酔いがさめて博已は「折角、お母さんが居るんだから、僕はお母さんと

一緒に生活がしたい」と言われ、京都のオバサンの家の傍にアパートを借りて

住み始めたそうです。

 

初ちゃんも赤ん坊の時に火傷さえしなかったら、人並みに結婚をし、

立派な家庭を持って、又博已も恵まれた環境の元で生まれて、人並みの生活が

出来たろうに・・・運命の悪戯で幼い時から本家のお兄さんの元で

肩身の狭い思いをし、世間から色眼鏡で見られて・・・

博已を犠牲にし、生きて来た人生

 

博已から「どうして僕だけ「藤谷 博已なの?何で小林 博已じゃ無いの?」と

言われたり・・・どうしても、兵衛さんの籍から博已を我が子にしたい

ばっかりに、オジサン達に猛反対をされながら・・・やっと我が子にしたのに・・・

 

「未だ々博已には不満が残り、酔っぱらって京都のオバサンの家に転がり込んで来て「僕はお母さんと一緒に生活がしたい」と言われた時は胸が張り裂ける程

博已に対して申し訳なかった」と大粒の涙を零して初ちゃんは話して呉れました。

【くり言を 犬はまじめな 顔で聞く(シルバー川柳)】