えっ~ ごみ屋敷???そのー2

1年掛かっても2年掛かっても、ごく普通の家庭に近い程度に

奇麗にして上げようと思う和子の気持ちには、嘘・偽りは有りませんが

介護の世界は、自分の気持ちを押し通せる所では有りませんでした。

誰でも住み良い環境・奇麗な場所で人生を送りたいと思う気持ちは

ご尤もですが、このKさんは、他人から見ればごみ屋敷でも住み慣れた

ごみ屋敷が住み心地が良いと和子は判断をして、良く「時間さえ居ればお金に

成る」と言うズルい考えを持つ方が居ますが、まさに手のつけようの無い

このお宅、勿論・四角いお部屋を丸く掃く状態でお掃除をして、

リビングは雑巾掛けをして、トイレにお風呂場のお掃除をして帰るのですが・・・

 

朝、「お早うございます」と伺うとKさんは取っても和子に優しく

「珈琲を一杯飲みなぁ」と言ってカフェオレのスティックを1本下さいます。

さてマグカップと言えば茶渋は付いたような汚いカップで先ずは洗わないと

飲めない?テーブルの上に置こうと思っても置く場所が無い?丸い

パイプ椅子の上にお盆を乗っけて食事をされる始末。そのお盆の上にカップを

置くと利用者さんはチャカリ自分のカフェオレを入れて飲む?ガハッ(*^^*)

【なってみりゃ あの年寄りは 偉かった(シルバー川柳)】