帆掛け船・・・
風に吹かれつ 流されつ
波にもまれつ たへ 乍ら
帆かけ人生 今日迄生きた
いや・・・・・ 生かされた
それ故生きる 明日も生きる 夢追い乍ら
天羽のおばあちゃんは、詩や俳句が好きで、お医者さんから頂いたお薬の袋に
マジックペンでトイレに入ると殆ど見えない眼で詩や俳句を作って
居たそうです。お風呂に入って洗濯機を廻しお掃除をして夕飯の支度をして
食べて頂き、帰って来るのですが、最初から和子に優しくして下さって
「もう少し貴女の気心が分かったら私の胸の内を聞いて貰うから・・・」と
良く言われました。天羽のおばあちゃんは、その当時胆管に癌が
出来ていた様ですが、80歳を過ぎた老人で進行が遅く取っても元気でした。
帰る時には必ず、台所の物や諸々・・・移動した物は全て元に返し・・・
しっかりと確認をして退席する。「又来るね?」と言うと・・・
「はいよ~~~待ってるからね・・・」と言葉を交わし・・・
【老妻が ホームで宣言 主婦卒業(シルバー川柳)】