和子のこぼれ話-73〜母の思い出―4〜

今回の母の病気は医師の誤診で兄姉は散々悩まされました。兄貴は
(葬式に成ったら大変・・・)と雨のジャバジャバ降る中を庭の
草むしりをしたり・・・又母が入院する前に繁行さん(君子の夫)が
家の庭に出来たスモモを持って来て、偶々母が居て「お母さんは食べない方が
良いけど〜皆さんで食べて下さい」と言って持ってきた物を、兄貴は
君子の前で「繁行が変な物を持って来るからお母さんは食べたんだ〜?」と
折角好意で持って来てくれた物を・・・「君子が可哀想だからそんな事を
言わないで???」と言っても兄貴は平気で言う。
君子はどれだけ傷ついた事か?


和子はこの時、姉さん(長男の嫁)には頭が下がった〜
きっと姉さんは、兄嫁だから・・・と覚悟をして居ただろうけど・・・
(3人も娘が居て何で私がお婆ちゃんのウンチの始末を???)って
思っただろう?って・・・
その後、母はすっかり元気に成って退院を・・・あの赤紙の表札を付けられた
仏様専用のエレベーターの付いた部屋から元気に退院したのは
母だけだったとか?聞く所に依ると瓶海苔を食べ過ぎて便秘に成り・・・
お医者さんの誤診で・・・先生が気が付いて浣腸でもして呉れればこんなに
心配する事は無かったのに〜〜〜
君子は散々兄貴に「繁行が変な物を持って来るからお母さんは食べたんだ〜?」
等と言われ、「お母ちゃんは100まで生きるよ〜〜〜?」って大分ご立腹でした。