和子の生い立ち-91〜まこくん〜

浩ちゃんもお誕生日を迎え、歩きだすと誠は「浩ちゃんをおんも
(外の公園)に連れて行く〜」と言い良く遊んで呉れました。
「外に行くには階段が有るから危ないから駄目〜」と言っても
聞きません。「じゃまこくんが『浩ちゃんを連れて行く』と言うんだから
絶対に浩ちゃんを連れて来た事を忘れるんじゃ無いよ〜お友達と
浩ちゃんを置いて何処かへ行くんじゃ無いよ〜」って良く言い聞かせ
階段の下まで浩ちゃんを連れて行って前の公園で・・・
お友達と何処かへ行く時は「こうじ行くよ〜」って大声で呼びながら・・・
団地の中では2人とも同じ歳の兄弟が居て「まこくんが遊びに来て呉れると
下の子供も一緒に遊んで呉れるから嬉しい」と言って呉れるお母さんも・・・
又浩ちゃんもお昼寝から眼を覚ますと北側の窓を眺め「お兄ちゃんは?」って
2人で清水のオバサンの家に行ったり〜大ちゃんと義則と4人で誠が親分肌で
前の公園で良く遊びました。
その頃は和子は全然知りませんでしたが、公園で遊んでいるお友達の
おもちゃを取ったりする悪ガキで、みんな誠を見ると「まこくんが来た〜」
って逃げ廻し迷惑を掛けて居たとか?知らぬは親ばかり也・・・