久々にお兄さんのお見舞いに・・・

 

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お兄さんは夫の兄貴で現在88歳、若い頃は東急線電車区に籍を置き、

今は目黒線と成り、埼玉の方まで延長運行と成りましたが、お兄ちゃんは

勤務の頃は目黒⇒蒲田間を運行し目蒲線でした。当時は未だ々景気の良い頃で

お兄さんの家族は「家族パス」と言う乗車券が有った様で、夫と実家に行くと

お兄さんは良く帰りのパスを夫と2人に下さって嬉しかった記憶が・・・

目蒲線に乗るのに田園調布の駅で目蒲線の電車を待って居るとお兄さんの

運転する電車に何度か乗った事も・・・

現役を引退しても家族で飼ってる愛犬「チロ」を早朝に散歩に連れて言って

取っても元気でした。所が2~3年前から時々転んだり・・・歩くのも

おぼつか無く成ってヨチヨチ・ヨチヨチ・・・と???

「若しかしたらお兄さん、パーキンソン病じゃ無いの?」って話した事も

有りましたが、お医者さんから「パーキンソン病」とは言われた様子は無かったです。

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又お姉さんも軟骨のすり減りで「膝が痛い・膝が痛い・・・」と零して居ましたが、

手術をする勇気は無く、85歳、去年の夏には「和子さん今年の9月に軟骨の手術を

するの?」って言い喜んで居られましたが、お姉さんは当時84歳で

糖尿病の持病を持ち軟骨の手術は不可能の様できのうお兄さんの

お見舞いに行くと家の中を歩行器を使って歩いて居ました。

 

去年の秋ごろからお兄さんも大分弱り、お姉さんもお兄さんのお世話をする

気力は無く、息子夫婦に特養老人ホームに入所し、此処1週間位前から段々と

認知症に成り、甥っ子や姪っ子が行っても分かった様な分からない様な

状態だったそうですが、此処2日位前から水分を受け付けず、通常なら最近は

コロナウイルスで施設は面会謝絶ですが、先生から「近親者に逢わせた方が・・・

と許可が下りてきのうはお見舞いに・・・

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久々に逢ったお兄さんは痩せこけて、昏睡状態が続き・・・手を握って

「お兄さん・お兄さん・・・」と呼んでも無言・お医者さんも手を施す事も無く

温かく成仏される事を見守るだけ・・・って感じでした。M(_ _)m

    【良い医者を 待合室で 教えられ(シルバー川柳)】

思い出ばなし・在宅訪問介護―29・・・

 

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うつ病のきみこさんのお世話は1年半ほどしたかな?

週に2回お昼の食事とお掃除に伺って、午後からは入浴介助、初めて

サービスに入った時は玄関まで迎えに出て下さって体力が無くヘロヘロ・・・と

座り込みすっかり痩せこけて居られましたが、偶然にも和子の姉の旧姓と

同姓同名でやっぱり和子も何十年経っても、何処かで旧姓を聞くと他人様って

感じがせずに振り返る(笑)

 

きみ子さんは姉の旧姓と同姓同名で、利用者さん・ヘルパーと言う感覚を

忘れる様な感じで「お姉ちゃん・かーこちゃん」と呼び合いお世話をしましたが、

彼女は当時未だ60代の後半で「未だ70歳にも成らないのにヘルパーさんの

お世話に成るのは、一寸心苦しい・・・」と言われるまでに回復されて

ご主人は「未だ々30%も回復して無いからヘルパーさんのお世話に成れば良い」

って言われてましたが、きみ子さんは「断っちゃう・・・」って頑張って

居ました。

       

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若しかすると和子や他のヘルパーさんが居る時は気も紛れ元気だけど・・・

夜にご主人と2人きりに成ると気持ちも沈みご主人には心配な事も有ったかも?

でも~利用者さんが頑張って「自分一人で頑張ってみる」と言われ

最終的には70歳前に在宅訪問介護を離脱されました。

「じゃ~全快祝いにかーことランチに行こうね?」って約束をして

サービスを終了しました。

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きみ子さんの所には他のヘルパーさんもサービスに入っててきみ子さんは他の

ヘルパーさんにお声掛けをして4人で食事をして完全に別れましたが、

きみ子さんは偶に「お姉ちゃんだよ~」って電話を下さったり~綺麗な絵葉書を

手に入れるとお手紙を頂き、仕事から帰って来るとテーブルの上に

「OOきみ子」って手紙が置いて有りハッと田舎の姉かと思う事が度々有りました。

この所ご無沙汰をして居るけど元気かな?((^▽^笑) )

     【相合傘 あなたばかりが 濡れている(シルバー川柳)】

 

思い出ばなし・在宅訪問介護―28・・・


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うつ病のお姉ちゃんの所へ行く和子のサービスは午前中のお掃除と午後から

入浴介助を週に2回だけでしたが、ある日先輩の代行で夜に夕飯の支度にと

お声が掛かり夕方17.00時から1時間だったと思いますが、伺いました。

「お姉ちゃん、今晩は何のご馳走を作ろうか?」って声を掛けると

「冷蔵庫に牡蠣が有るから牡蠣フライお願い~」って言われキャベツを端に

刻み、かぼちゃときゅうりとレタスとゆで卵でサラダを作って、

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サテ牡蠣フライを・・・と冷蔵庫から牡蠣を出して塩コショウして置いたので

衣を付けて揚げようと思ったら・・・鍋用の牡蠣で小粒???

(え~これを揚げるの???かなり時間が掛るよ~~~?)結局牡蠣は

しっかり揚げて置かないとお腹壊されても大変だし・・・時間を気にせず

慎重に・・・其れはそれは・・・かなりの時間を掛けてサービス残業(涙・・・)

参ったね?((^▽^笑) )

【あの世から スマホを打つも 極楽なら(シルバー川柳)】

思い出ばなし・在宅訪問介護―27・・・

 

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センター長の指示で今度は60代後半の利用者さんのお宅へ・・・

このお宅はマンションで、お子さんは其々に結婚されてご夫婦2人暮らしで

奥様がうつ病で、午前中は90分、(10.30~12.00)お掃除とお昼の用意・

午後は60分(14.00~15.00)のサービスに入ります。

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和子はうつ病の利用者さんとは、接した事が無くどの様に接すれば良いのか

分かりませんでした。でも~和子の自己判断で「余り、くよくよしないで

前向きに考えて元気に成ろうね?」と、しか言えませんでした。

彼女は未だ60代の後半で和子の姉、君ちゃんと同じ年で偶然に名前も

君ちゃんの旧姓で「同性、同名」「なんだ~家の姉と同じ名前・・・」と

何となく親近間を感じ、きみ子さんは末っ子で「私の妹が出来た~」って

喜んで呉れて、伺うと「お姉ちゃん・かーこちゃん」って感じで和気藹々と

 

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うつ病は身体的には苦痛な所もなく、和子が週に2回ばかり午前中と午後からの

入浴介助に伺うのを待ってて呉れて、ピ~ン・ポ~ン」とチャイムを鳴らすと

「あ~かーこちゃん今開けるね?」ってマンションのオートロックの鍵を

開けて呉れたり・・・又ご主人とも親しくなって色々とパソコンのお話しを

したり・・・

お姉ちゃんのお宅はオール電化でレンジもガスではなくIHで火が見えない?

慣れるまでは一寸戸惑っちゃったね?

始めて伺った時はすっかり痩せ細って気の毒でしたが・・・和子が

サービスに入る様に成ったら見る々内に元気に成たれて・・・ホッとしました。

       【来世も 一緒になろうと 犬に言い(シルバー川柳)】

 

思い出ばなし・在宅訪問介護―26・・・

 

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朝7.30分にたか子さんの朝食の支度をした後、2人のおむつ交換を済ませて

9.30分に伸ちゃんのお宅にディーの送り出しじゃ無く会社へ送り出し(笑)

右半身不随の伸ちゃんは何とか食事を済ませて居るのでお洋服の着替えを

手伝ってマンションの前のバス停まで送って行って、運転手さんに「OOで

下ろして下さい」とお願いをして次の利用者さんのお宅へ・・・

 

又夕方には夕飯の支度と掃除・洗濯機を廻しながら入浴介助と・・・

朝、会社に送り出す時にマンションの前がバス停でマンションのレンガで

積んだ花壇が有るので、伸ちゃんと2人でレンガの上に腰を下ろして

「今晩何食べる?卵を買って来て卵焼きにする~?其れとも豚カツ上げて

ポテサラ作るぅ~」「ううん~俺~肉じゃがが良いな?」「うんじゃ~分かった

~じゃ~肉じゃがとシャケ焼いて食べる~」ってまるで夫婦の様な会話(笑)

 

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   有る朝、同じマンションの奥様がお姑さんのお出掛けでバス停まで送って

来られて・・・伸ちゃんとお婆ちゃんをバスに乗せて「伸ちゃんバイバイ・・・」

って別れたら、お姑さんを送って来た同じマンションの奥様に・・・

奥様   「奥さん大変ですね?

和子   「えっ?何が???」

奥様   「だって?ご主人があの様じゃ?補助靴を履いて杖を突いて居る

      伸ちゃん)を見て???

和子   「えっ?私はヘルパーさんです。彼にはもっと若い素敵な奥様が?

      私じゃ可哀そう・・・((^▽^笑) )

奥様   「そうなの?最近は年の差婚と言うのが流行ってるから~

      取っても仲良く会話されるお二人はご夫婦かと思っちゃった~

      御免なさいね?((^▽^笑) )

和子   「主人と言うより甥っ子の様で可愛いの~(笑)夕方にも来て夕飯の

      支度をするので・・・

次の朝、お着替えに伺うと伸ちゃんの奥さんは夜の仕事をされてるので

入浴中でした。「きのう伸ちゃんを送り出してから此処のマンションの奥様に

伸ちゃんと夫婦と間違えられちゃった~」と言って大笑い・・・

【話題少なく 口開けば ケチをつけ(シルバー川柳)】 

 

思い出ばなし・在宅訪問介護―25・・・

 

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朝、7.30分にたか子さんの朝食の支度に行くと、たか子さんのベットの

テーブルの上にビニール袋に髪の毛や諸々のゴミが入って置いて有りました。

「此れ、どうしたの?」って聞くと前日、関口さんがたか子さんの

入浴介助をしてお風呂のお掃除、洗濯をしてお部屋に干して帰るのですが、

関口さんがお風呂場のお掃除をして排水溝のゴミを取って捨てるのを忘れて

退席されて、夜、息子さんのお嫁さんがお風呂に入って忘れられた排水溝の

ゴミを見つけてお姑さん、たか子さんのベットのテーブルに???

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普通の嫁姑だったら「きのうヘルパーさんが排水溝のゴミを捨てるのを忘れて

帰っちゃった~嫌~ね?」で済みそうだけど・・・で、無ければ・・・

「お姑さん、ヘルパーさんに注意して置いてね?」で済んじゃうと思うし~

又、たか子さんも杖を突きながらトイレに行ったり~台所に行ったり

出来るのに~一寸ゴミ箱に捨てて、関口さんがサービスに入ったら一言

注意すれば良いのに・・・何て言ったらヘルパー失格かな?(笑)

とにかく若い時から難病で、長い間ヘルパーさんのお世話に成られて居るので

「ヘルパーの仕事」と割り切ってる方だから・・・最初からヘルパーさんに

お世話に成ってると言う意識もなく「感謝」と言う気持ちは微塵も無い感じ

和子はたか子さんのお宅にお世話に入った時に関口さんに「たか子さんは

どの様な感じで馴染んで行けるのかな?」って聞いた事も・・・

 

伺う度にお嫁さんの悪口を頻繁にされて・・・皆さん来て呉れるヘルパーさんは

愚痴の捌け口?一度だけたか子さんに・・・

「私は小学2年生から兄嫁と同居し、大きく成りましたが、母は

『長男の嫁には老後世話に成らなくっちゃいけないから・・・』とお姉さんを

大事にし、私が偶に兄嫁の事で母に愚痴を零すと『和子には何人もお兄ちゃんや

お姉ちゃんが居るけど皆、結婚を他人様に成る。和子も結婚して

辛い事が有っても泣いて帰って来るのはOOO(長男)の所だけだから兄嫁の

悪口は絶対言うんじゃ無いよ?』言って私の味方はして呉れなかったんだよ~」

と言っても、たか子さんは、大事な息子をお嫁さんに取られて憎いお嫁さんだから

和子が何を言っても、のれんに腕押し・・・今も、たか子さんは元気で居るのかな?

     ((^▽^笑) )             

  【本性が 出ると言うから ボケられぬ(シルバー川柳)】

 

思い出ばなし・在宅訪問介護―24・・・

 

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介護事業所コムスンが閉鎖に成って、数名の利用者さんと共にU事業所に

転籍して、今度は新たにU事業所のセンター長から、伸ちゃんのサービスを

命ぜられて伸ちゃんのサービスに・・・

当時、伸ちゃんは45~6歳で、和子がサービスに入った時は3~4年前に脳溢血で

倒れて半身不随で言葉も満足に話せない状態にでしたが、熱心なリハビリの制かで

大分元気に成って、奥様に伺うと、「会社の方から『短時間でもお仕事に

来れる様だったら会社に来る様に・・・』進められて今住むマンションに

移り住んで会社に行って居ると・・・

 

伸ちゃんの奥様は伸ちゃんより4歳ほど若く、和子の息子(長男)と同じ位

ですが、取っても頑張り屋さんで、関内の方で居酒屋を3軒・バーを1軒の

オーナーで夕方からお仕事に行って頑張って居られました。

この伸ちゃんのお宅には朝の9.00時に伺って洋服を着替えをして

マンションの前のバス停まで送って、バスの運転手さんに「OOで下ろして

下さい」と告げて・・・和子は他の利用者さんのお宅へ・・・

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帰りは他のヘルパーさんがバス停で降りるとお宅に届けて、お掃除・・・

その後、4.00時から再度和子がサービスに入って夕飯の支度と入浴介助

洗濯食事の後片付けをして6.30分で終了でした。

 

   【物忘れ 忘れた事に 気が付かず(シルバー川柳)】