和子にはお兄ちゃんが2人・お姉ちゃんが2人居る末っ子で兄姉が其々に
結婚しちゃうと義理の兄姉を入れると4人づつ・・・幼少の頃は
「父―おとったん・母―おかさん・兄やん・姉やん」と呼んで
大きく成りましたが、流石に和子も娘に成ると「兄やん・姉やん・おとったん
おかさん」は恥ずかしく、「お父ちゃん・おかちゃん・兄やんー兄貴・
姉やんー姉ちゃん」と呼ぶ様になり・兄貴のお嫁さんー姉さん・兄ちゃんの
お嫁さんー新屋の姉さんと・・・
新屋の姉さんは、若くしてお母様を病気で亡くされ、新屋の姉さんの上に
お姉さんが居られますが、お母様が亡くなった時は既に結婚されて居て
独身の頃から家事全般を任されて、家庭の主婦的に頑張って来た方で
お料理も上手だったし・・・家庭の中も綺麗に片付き素晴らしいお姉さんでした。
又兄ちゃんと結婚してからは、兄ちゃんは山林組合に勤めて居て町内の山林を
任されて春には山に苗木を植えたり・・・台風後には木起こしに行ったりし
他人様を雇って夫婦で頑張って居ました。その山林組合のお仕事を
姉ちゃん(長女)も一緒に・・・幼い頃から兄ちゃんと姉ちゃんは兄姉中でも
一番の仲良しだったし・・・新屋の姉さんも姉ちゃんと一緒にお仕事をして
仲良しでした。
和子が土日に会社から帰って来る「今晩はかーこちゃんご飯食べにお出で~」と
呼んで呉れて実家のお姉さんのも「今晩かーこちゃん家で食事して貰うから~」と
姉さんの了解を得て何時もご馳走をして呉れたり・・・
唯、新屋の姉さんは若くしてお母様を亡くされた制か実家と同じ宗教で
浄土真宗・西本願寺の宗派ですが、一寸枝に別れたと言うか、独身の頃から
「親鸞会」と言う仏教の仲間に走り、勿論、兄ちゃんと結婚する時は兄ちゃんに
了解を得て結婚したのですが、兄ちゃんも同じ宗派だから納得した様ですが・・・
結婚後は「親鸞会」はどう成って居たのか???