初ちゃん物語り-3

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 そんな博已も小学6年生に成った頃に、家族構成に不信を感じたのか?

初ちゃんに「僕だけどうして藤谷(兵衛さんの姓)でお母ちゃんもお父ちゃんも

弟や妹も全部小林なの?」って言いだしたそうです。

 

和子も当時は未だ々子供で金銭的な事は、全然知らないし~知る由も無かったです。

その頃今、思えば兵衛さんからある程度の養育費を貰って居たのかも知れませんが、

初ちゃんは、唯々博已をどうしても小林に戻したくて叔父で有る父の所に

相談に来たそうですが、父は将来を考えて「絶対に兵衛の子供にして置かないと

ダメだ」と反対し、家族会議会議じゃ無く身内会議と言うのかな?

 

初ちゃんのオジサン・オバサンが集まって会議をしても、初ちゃんは「どうしても

自分の子供にしたい」と言い切り・・・博已が小学6年生の時に

「小林」に名義変更をして、今で言うシングルマザーに・・・

 

そんな博已も義務教育を卒業して2年ばかり専門学校に行って立派に社会人に・・・

当時、和子の父の妹(オバサン)が、京都一人暮らしをして居ました。

その頃から「孤独死」と言う言葉が、世に出る様に成り京都のオバサンも

一人暮らしでは心配だし・・・本家も子供達も大きく成って初ちゃんも段々と

本家に居候も針の莚状態で、京都のオバサンと2人で京都で生活する様に成りました。

 

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和子の身内・小林家はお酒を飲まない系統で、殆どお酒は何処の家でも

ご縁の無い連中でしたが、博已は父に似たのか、お酒大好き人間でした。

有る夜中に酔っぱらって京都のオバサンの家に戻って来て居間で酔い潰れて

寝て居たそうです。朝オバサンや初ちゃんが起きて来て酔い潰れて居る

博已を見てびっくり・・・     続き・・・

【介護して ふたたび芽生える 夫婦愛(シルバー川柳)】