和子はオジサンの過去は知りませんが、長男で有りながら
末っ子の三男坊に実家の跡取を任せて若い頃は、好き勝手に人生を
歩んで来たそうです。其れで和子が結婚した当時は、確か中学生の息子の居る
オバサンと、北海道の札幌で籍は入れずに内縁の妻と親子3人で暮らして居た様です。
何時か、そのオバサンが亡くなった時に、横浜に来て和子に内緒でオバサンの
形見の指輪を貰った事も有りましたが、オバサンが亡くなった時に、
オバサンの息子さんは、元を正せば他人様ですが、中学生の頃から育てて貰った
オジサンだから・・・母親が亡くなった時に、「そのまま一緒に住もう」って
言って呉れたそうですが、やっぱり息子さんも結婚して形見の狭い思いを
するのも???と思ったのか、北海道虻田郡真狩村にどれ位の戸建てか
知らないけど平屋建ての戸建てを買って一人で住んで居たそうです。
段々と歳を重ねて最終的には施設に入所して居たのか?病院から抜け出して来たのか、分かりませんが、ナップサックに着替えとお金を40万円と言ったかな?と
和子の家の住所を書いた紙だけ持って警察に保護されたそうです