父の訃報の知らせ・・・

ようやく市営住宅の書類も全て市の住宅管理課に提出して本当選の通知を

頂き、又和子のお腹には2人目の赤ちゃんが、又まこ君と同じ7月12日が

予定日でまこ君も「お兄ちゃんに成れる・・・」って大喜び・・・

お外に遊びに行っては「僕んち団地に引っ越すんだよ~

僕お兄ちゃん成るんだよ~~~」と大喜びでした。

そんな有る夕方、田舎から大家さんのお宅に電話が掛かって来て・・・

丁度その時、運悪くまこ君と銭湯に行って留守でした。

 

この電話が掛かって来る以前にパパが会社から帰って来て「従兄妹が会社に来て

『君も和子の田舎には年寄りが居るから、ソロソロ喪服を作った方が良いよ』と言って寸法を取って帰った」と???

又その年のお正月に田舎に帰ったら兄ちゃんが米原まで帰りに送って呉れて

「親父も随分弱って来たから、今度帰って来る時は親父の葬式化も???」って

嫌な事を言ってたのを思い出し・・・若しかしたら従兄妹が喪服の寸法を取って

帰ったと言う事は、虫の知らせかも???と不吉な予感がして様子を伺う為に

兄ちゃんの所に手紙を送ったら「みんな元気だから・・・」って返事が

来た矢先に田舎から電話???

早速近ちゃんのお宅で電話を借りて田舎に電話をすると「父が脳血栓で倒れ

とにかく葬儀の支度をして置いてまこ君と明日の朝、一番の新幹線で

帰って来るように・・・」との連絡でパパに銀行に行って貯金下して貰い

準備した喪服の荷物をお願いして明日早々に帰ろうと思って居たら翌朝又

電話が掛かって来て「パパも一緒に帰る様に・・・」との連絡で銀行に行く暇も無く

東京のパパの実家に行って兄妹の持ち金を全部借りて東京から新幹線に・・・

当時は銀行も15.00で終わり、キャッシュカードも無い時代(笑)

2月で関東は雪が降る寒い一日でした。まわり道して東京から帰り父は既に

旅だって帰らぬ人に・・・   享年 76歳でした  -合奏―

 

喜寿だけど 恩師の前では 女子高生(シルバー川柳)】