アパートの近くに南日吉団地が有って5階建てで10軒の対面式の公団住宅で
階段の手すりがコンクリ-トで出来てて入り口は凄く暗く、和子は「団地は暗い~」
と言うイメージが強く公団や市営住宅を申し込みたいとは全然思いませんでした。
皆さんは公団住宅を何度も応募しても中々当選しない方も大勢いる中で和子は偶々
お隣りの井上さんに申し込み用紙を頂いて出したのが、運よく当選して
大家さんのお婆さんに散々「10時過ぎたら水は使わないで下さい」とか
雨の日に外に行けないとまこ君は家で遊ぶ、そんな日は「まこ君が煩いから
暴れない様に・・・」と言われ、未だ2歳ソコソコの息子が
「僕、暴れて無いよ~」って言う そんな厳しいアパート生活を1年数ヶ月
我慢をして、和子は「神様からの思し召し・・・」かと思う程の感激でした。
そんなある日窓を開けてお掃除をして居ると、可愛い小鳥が一羽
紅すずめ位の大きさでグレーでほっぺにオレンジ色の可愛い小鳥でした。
早速まこ君を連れて小鳥屋さんに行き、鳥かごと雌の小鳥を買って・・・
家で飼うように・・・
聞く所に依ると「小鳥が入って来ると「御鳥様」と言って・・・
良い事が有るとか???」((^▽^笑) )
此れじゃ市営団地は絶対合格だね? まこ君((^▽^笑) )