態々遠い東京からお母様と彼と従兄妹で田舎まで来て「和子さんと結婚させて
下さい」と・・・散々「和子を一握りも土の無い東京へ遣りたく無い」と
猛反対をした父も彼の真面目そうな人柄を見、又兄貴(長男)からも「あの人なら・・・」と気に入って呉れて・・・当の和子は一度渋谷でデートを数時間しただけで筆不精な彼に和子がお手紙を送っても返事の来た記憶もなかった様な?
只々和子は憧れの大都会・東京へ行けると言う思いで・・・嬉しかったです。
翌日彼とお母様を彦根城に案内して思い出を作り結納を交わし東京へ
お帰りに成りました。
末娘に生まれ、泣き虫の甘えん坊が東京へ行くなんて・・・世間様は
「世間の苦しみも住み慣れた田舎から都会に行って生活をすると言う厳しさを
知らない和子が絶対に泣いて帰って来る」と思って居た様です。ですが・・・
和子は小学2年生の秋から両親が居ながらして兄嫁の苛めを受けて辛く悲しい日々を
送り、23歳に成った和子は東京に行っても2度と出戻りには成らない
と固く心に決めて居た事は・・・其処まで和子が大人に成って居る事は誰も
知りませんでした。
【クラス会 食後は薬の 説明会(シルバー川柳)】