和子の彼とお友達-3

和子は幼い頃から難病を患い、田舎に嫁いで田んぼや畑を遣ったり

山に行って仕事をすると言う事は、和子には到底、考えられない事

でしたが、都会に・・・せめて京都辺りに嫁ぎたいなあ~と言うのが

和子の夢でしたが、両親の言う事を聞いて居たら都会なんて飛んでもない

 

彼は和子と同じ歳で早生まれで学年は一歳年上でしたが、和子に取っては

一寸考える事が幼稚っぽいと言えばお叱りを受けるけど・・・やっぱり

意見の食い違いが有って良く口喧嘩を・・・でも~折角、大阪に嫁げる

和子が我慢すれば都会に嫁げる夢が叶う・・・20歳其処そこの淡い

彼との恋でした。そんな和子の気持ちをオバサンは聞き入れて呉れて・・・

四国まで聞き合せに行って色々検討した結果・・・オバサンは・・・

 

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「和ちゃん、四国に行って聞き合せをしてご両親に縁談のお話しもして来たけど

先方さんは『未だ彼は若いし~4人兄弟の3番目だから・・・お互いが

《どうしても結婚したい》と言うのであれば養子になら上げるけどお嫁さんには

貰え無い』と言われたし・・・彼のご実家の長男は香川県の市会議員を務め

次男さんも大学を出て・・・立派なお宅の息子さんだから諦めた方が良いと思うよ~

両親に散々反対されて大阪で結婚生活を始めても惨めだよ~~~』と・・・

 

そのオバサンのお話しを聞いて間無しに・・・山中さんのお宅に植木職人さんの

中にバイトで来ていたお友達は和子より5歳ほど年上で彼と比較すると

ず~~~と大人で頼れる男性でした。

  

【「お年です」それが病気か 田舎医者(シルバー川柳)】