和子のこぼれ話-42〜和子の結婚生活―9

お隣りの棟のだいちゃんのオバチャンと親しくなり、
お互いに行き来をする様に成りましたが、
家の誠は2歳で良く話しも出来たし〜浩二が生まれて
お誕生日を過ぎてヨチヨチ歩く様に成ると「こうちゃんをおんも(表)に連れて行く」と
言って「階段が危ないから止めなさい」と言っても「連れて行く」と言って聞かず、
「自分で『こうちゃんを連れて行く』と言ったんだから、
お友達と遊んでも浩ちゃんをしっかりお守りするのよ〜?」って言い聞かせ
階段の下まで浩二を連れて行くと、良く遊んで呉れたけど、大ちゃんは誠と
同じ年でもそれほどお兄ちゃんに成れず、何時も「お母さん・お母さん」でした。
だから和子の息子2人は何時もだいちゃんのお宅へ・・・
和子も流石〜気が引けるから「遊びに来させて〜?」って言うんだけど〜
オバサンは「返ってまこくん達が来て呉れると
一緒に遊んで呉れるから有りがたいのよ〜」って言って呉れるから遂々甘えちゃって・・・

前の公園で4人で遊んで居る時も誠がリーダーで良く遊んで居ましたし〜
浩二も昼寝から眼が覚めると、何時も「お兄ちゃんは〜?」と北側の窓を
眺め、誠を探して居ました。