愈々結婚の準備・・・

姉たちは結婚の準備と言えば先ずは家具屋さんへ行って沢山の家具を買って 箪笥の中にはぎっしりと衣類や家財道具・・・詰めてお嫁に行きます。 勿論、姉たちは自宅で式を挙げて・・・二日目には「二日帰りと言ってお嫁さんは 留めそでを着てお婿さんを連れて…

兄ちゃんの家で2度目のお見合い・・・

和子は「絶対に行かないからお見合いはしない」って言うのに・・・ 兄ちゃんは、其れでも強引に進めて2度目のお見合いを・・・ 時々兄ちゃんの家に来ていた人だから・・・全然知らない男性では有りませんが 「結婚相手」として見るのと兄ちゃんの家に来て居…

兄ちゃんも反対???

やっぱり和子が東京に嫁ぐのは和子の大好きな兄ちゃんも内心は反対で・・・ 結納も済ませ、来春3月には結婚と決まったのに・・・兄ちゃんは 自分の「女房の弟(和子より5歳年上)と結婚しろ」と言う・・・ 兄嫁の実家は北谷で子供の頃からお嫁さんに貰うの…

ちょっと~和ちゃん・・・

彦根の正木屋にお勤めをして河原町の方へ自転車に乗って配達に行くと・・・ 神保のオバサンの兄嫁さんから「ちょっと~和ちゃん~」って呼び留められて おかのさん・・・「和ちゃん~ちょっと・・・」 和子・・・ 「あら~おかのさん暫くです。お元気ですか…

従兄妹の奥様からの電話・・・

東京でのお見合いも終わり、結納も済んで来春・3月には結婚式を・・・ と決まり通常の様に彦根の正木屋さんにお勤めを始めて数日後に・・・ 東京の従兄妹の奥さんから正木屋に電話が有って、「和ちゃんの結婚も正式に 決まった様だけど・・・山形屋のお兄さ…

お見合いが終わって・・・

東京から従兄妹と彼とお母様が田舎まで来て下さって・・・ 「ご両親や兄姉の了解を頂いたら・・・その場で結納を交わしたい」と言う事で お見合いに東京に行く前に神保のオバサンは正木屋の和子を訪ねて呉れて 「正木屋さんで結納の飾りを買うと正木屋さんに…

彦根城へご案内・・・

態々遠い東京からお母様と彼と従兄妹で田舎まで来て「和子さんと結婚させて 下さい」と・・・散々「和子を一握りも土の無い東京へ遣りたく無い」と 猛反対をした父も彼の真面目そうな人柄を見、又兄貴(長男)からも「あの人なら・・・」と気に入って呉れて…

従兄妹と彼とお母様がご挨拶に・・・

和子は東京から帰って又現実に戻り・・・正木屋でお仕事を・・・ 流石に彦根の正木屋の旦那さまや奥様・従業員の仲間は何も言いませんが 実家の周りでは「か~ちゃんが東京へお見合いに行かったやて~~~とか お嫁に行かるやて~~~」と言う噂が飛び交い・…

いざ・東京へ・・・

和子はその時は未だ「私は結婚して東京へ行くんだ~」と言う事より 「憧れの都会に本当にお嫁に行けるの~?」と言うだけで嬉しかったです。 従兄妹から「彼の写真と履歴書」が送られて来て、見ると一瞬「森繁久弥」を 浮かべる様な???オジサンの写真でし…

和子はお見合いに東京へ・・・

東京に居る従兄妹たちは、子供の頃に時々遊びに来た記憶は有るけど 只「東京に従兄妹が居る」と言うだけで・・・もう10数年も疎遠で 又中学の修学旅行で東京に来ましたが、和子に取っては別世界 修学旅行の帰りには「もう2度と来る事は無い」と思って居まし…

東京に居る和子の従兄妹・・・

東京に居る和子の従兄妹は、母の姉(次女)の子供さんでご両親が 若くして他界し、母の親元のオジサンも連れ合いを若くして亡くし 男手一つで3人の息子を育て、妹さんの子供の面倒を見る程余裕がなく 母の姉(次女)の子供3人は長男は父方の末娘「銀座ヤマ…

正木屋では・・・

正木屋では文房具の店員で「いらっしゃいませ・・・」と言う声掛けを 初めて経験・スーパーの様に頻繁にお客様が来る事も無く陳列台の整理整頓 とか表でトイレットペーパーの特売品の販売とか??? 此処のお店には和子と同じ歳の娘さんが居て時々お店番を・…

正木屋にバイトに行く・・・

行儀見習いと称し一年のお手伝いさんの修行も終わり自宅に帰って来ましたが 職も無ければ結婚の相手も居ない?只、毎朝、朝寝坊をして3度の食事も 与えられる物を食し、只、漠然と日々を過ごすのではどうしょうも無い。 せめて職探しに母と彦根の職業安定所…

行儀見習いを終了して・・・

◎オバサンから「行儀見習いに一年行きなさい」と勧められて無事に一年を 勤めあげて、自宅に帰って来ました。一年山中さんのお宅に行って和子に メリットと言えば、何が有っただろう?「嫁・姑」のドロドロとした争い 和子が感じた事は、両親は子供が成人す…

絶対に帰っちゃダメ・・・

山中家の親奥様も亡くなり和子も結局は2年半ほどお付き合いをした彼との 縁談も終止符を打ってソロソロ1年の行儀見習いも終わりに近い頃・・・ 台所で夕飯の片付けをして居ると奥の部屋で夫婦喧嘩が始まったらしく・・・ 異様な雰囲気でした。 以前にも述…

密葬と告別式の後に・・・

両親にすれば四国の彼よりも長浜のお友達の方が同じ県内と言う事で 其れなりに素性も分かるし~大きなお百姓さんの息子さんだから 生活に不自由は無いし・・・「もう一度考えて見たら~」って 言われたけど、未だお付き合いを始めて半年ほどだったし・・・ …

飛んだ結末に・・・

お友達とはお付き合いも短いし・・・山中さんのお宅では月に2日ほどの お休みしか頂けなかったし・・・だからと言ってお休みの日に「八日市で お茶でも・・・」と言うデートは記憶に無かったけど~和子が「ドライブに 行きたい」と言ってお休みの朝、近くま…

和子の彼とお友達-4

オバサンから「彼は未だ若いし~思ってる以上に立派なお宅の息子さんで 『どうしても2人が結婚したいと言うのであれば養子になら許せても お嫁さんに貰う事は出来ない』と先方さんは言ってるし~ 養子に貰うなんて絶対に和ちゃんのご両親は許して貰え無いし…

和子の彼とお友達-3

和子は幼い頃から難病を患い、田舎に嫁いで田んぼや畑を遣ったり 山に行って仕事をすると言う事は、和子には到底、考えられない事 でしたが、都会に・・・せめて京都辺りに嫁ぎたいなあ~と言うのが 和子の夢でしたが、両親の言う事を聞いて居たら都会なんて…

和子の彼とお友達-2

四国から大阪に出て来て床屋さんに勤めて居る彼と、結婚を前提に お付き合いをしましたが、今から約50年程昔、年老いた両親は素性の 分からない人とは絶対に許して貰えず、頑固に猛反対をされました。 其れでも、和子は子供の頃から難病を患い、出来たら都会…

和子の彼とお友達-1

和子は山中さんのお宅に来る前は工場女工として織物工場に就職をして 800人からの従業員の居る会社に入社して2部制の仕事で社員寮で6年 生活しました。皆さん寮生は恋人が居てお休みに成ると色んな所に行って楽しんで 居る様でしたが、和子はお友達の紹介で…

アトラキシン・・・

病院に親奥様のお見舞いに行って本宅に帰って来た旦那様は何時もと 変わらない様子でした。大津の赤十字病院に一旦検査入院をされて 1週間か10日ほどして退院されて本宅には戻らず三男のお宅でお世話に成って居た頃に親奥様は手帳にびっしりと若奥様の悪口を…

若奥様の胸の内は???

ある日親奥様は体調を崩し大津の赤十字病院で診察を受けられました。 その結果検査入院とかで暫く入院されてその後、数ヶ月三男の息子さんの お宅にお世話に成って其処から病院通いをされて居ました。 三男のお宅では菊のお世話をする事も無いし・・・お宅で…

賽銭ドロボウ・・・

親奥様の丹精込めた菊は大輪の花が咲いて見事です。その菊を玄関から 門の間に両脇に三列・・・段飾りにして飾られます。 有る時正英ちゃん(2歳)をおんぶしてその見事な菊を眺めて居ると一人の男性が「見事ですね?見せて貰っても良いですか?」と??? …

植木職人の中に・・・

山中様のお宅は立派な豪邸だけにお庭も数ヶ所あって年に2回ばかり 植木職人さんが入ってお庭の手入れをされます。 この職人さんは若奥様のご実家の近所で長浜から数名の方が・・・ 何時も10時と3時にはお茶とお菓子を用意しておもてなしをします。 その…

和さんの実家に柿を送ったよ~

山中さんのお宅には本家の前、道路を隔てて向かい側にも親奥様の 旦那様のお兄さんのお宅が有って今や亡き空き家状態で、畑専門の オジサンは、この空き家で寝泊まりをして居ます。 この屋敷の奥の畑には富有柿の木が何本も有って、 食べ切れない程柿が取れ…

アレッ?此れはな~に?

朝食を済ませて仏間から順にハタキを掛けて箒で履いて廊下は拭き掃除・・・ 50年昔は掃除機も無いし・・・洗濯機は脱水機は無くローラーを ハンドルで廻して絞る。立派な豪邸にも掃除機は有りませんでしたね? ある朝、若夫婦のお部屋の布団を上げて掃除を…

菊作りが大好き・・・

親奥様は菊作りが大好きで春に成ると魚屋さんから木枠の岡持ちを 頂いて何枚も苗床を・・・「黒土・肥料・鹿沼土」とで作って菊の挿し木を・・・ 朝は5時頃に起きて裏の畑に行ってオジサンを起こして頑張って居ます。 偶にはオジサンを大声で怒鳴って文句を…

親奥様・・・

和子が子供の頃の父親は亭主関白で家の茶の間でも正座に座り、黙って 悪さをすると怒鳴り散らし怖い存在でした。その反面、母親は温厚で 優しく見守って呉れるお母さんでした。又何人も兄姉が居ても仲良く 温かい家庭が多かったです。 所が山中家の親奥様は…

嫁・姑の醜い争い・・・

此処のお宅では「親奥さん・若奥さん・旦那様」と呼び、決して 「お婆ちゃん・奥さん・旦那さん」とは言わせない・・・ 又若奥さんも自分の旦那様に対して「あなた~」とか子供の前でも 「お父さん・パパ」とは言わせないです。子供たちは「お婆ちゃん・お母…