結婚して一年・・・

結婚して一年・昨年の暮に月の物がご無沙汰に成ってお医者さんから

「オメデタです」と言われて5ヶ月、段々とお腹も大きく成りつつ有り

3月末で越野も退職して専業主婦に・・・

 

昨年の秋に結婚して、お近くのアパートに住むように成った近ちゃんも

ネムーンベビーで和子は7月12日が予定日で彼女は7月の3日が予定日とかで

近ちゃんも3月末で越野を退職して専業主婦に・・・

毎日アパートに居ても知らない方ばかりで寂しいけど・・・近ちゃんと越野で

出会えて取っても親しくして貰い有り難かったです。

毎日11時頃にスーパーにお買い物に行って3時過ぎに銭湯に行って

食事の支度・・・夜8時過ぎには定期便の如く夫が帰り夕食を・・・

そんな毎日でした・

 

【自己紹介 趣味と病気を ひとつづつ(シルバー川柳)】

 

従兄妹の女房・・・

従兄妹は元々田舎生まれで、「結婚をする時は田舎の女性が良い」と言って

神保のオバサン(和子の従姉妹)の所に行って「和子の姉を・・・」と

希望したそうですが、和子の姉は「東京へは行きたくない」と断り

神保のオバサンの娘(雅ちゃん仮)と結婚したそうです・

 

神保のオバサンは和子の母の兄貴(長男)の娘で学校の校長先生と結婚し

オバサンも学校の先生でした。勿論明治の時代のオバサンご夫婦で教師を

勤めながら子育ては大変だった様ですし・・・聞く所に依ると雅ちゃん(仮)は

結婚式を挙げる前、すなわち今で言う「出来ちゃった結婚」で当時は、まして

学校の校長先生が婚前交渉等、飛んでも無いし・・・当時は堕胎も出来ず、

暫くは校長先生のご両親が雅ちゃんを預かり、隠して居たとか?

 

その様な環境の中で生まれ育った神保のオバサンの子供さんは娘が2人と

息子さんの3人姉弟で、雅ちゃん(仮)はお母さんと取っても仲が悪かったし・・・

神保のオバサンが東京に来ると母親の悪口ばかリ・・・

彼女も結婚をする前は彦根の母の実家に借り住まいをして大津の家政学校の

教師を・・・又従兄妹は幼くして両親を亡くし父親の実家に預けられて

育った人だから学問は無く、義務教育を終えて東京へ・・・

その様な環境の2人の結婚、年中夫で有りながら女房の尻に敷かれて・・・

雅ちゃんは洋服屋の社長夫人で居たいけど~お店の事は全てノータッチ・・・

お店で働く前田君たちのもお昼のお茶も入れない?

そんな感じの従兄妹の女房・雅ちゃんでした。

 

【早送り したい女房の 愚痴小言(シルバー川柳)】

 

 

娘の一周忌・・・

従兄妹には2人の子供が居て上は男の子・下に女の子が居ました。

和子がお見合いに来た時には下の娘は未だ赤ちゃんだったと思う

和子が結婚する前の年の11月に三種混合の予防注射をしてそれが原因で

幼い命を奪われて,東京の世田谷区の方から立派な告別式を上げて

貰ったと聞いた事が・・・

 

有る時、未だ夏の頃だったと思うけど・・・従兄妹は越野(仮)に来て

「11月に亡くなった娘の一周忌をするから手伝いに来て欲しい・・・」と

未だ数ヶ月も先の事だから・・・「忘れるといけないから・・・11月に成ったら

もう一度教えてね?」と約束をしてカレンダーにメモして置きました。

11月に入り一周忌の日にちが迫って来るのに従兄妹は何も言って来ない?

和子は夫が仕事から帰って来る前に従兄妹のお店に電話をすると・・・

前田君(仮)が出て・・・

前田君・・・「和ちゃん一周忌は遣らないよ~」

和子・・・・「エッ?どうして~あんなに前から越野に来て『頼む~』って

      言ってたのに???

前田君・・・「実は北川さん(仮・従兄妹)は昨日夫婦喧嘩をして一周忌所の

      騒ぎじゃ無いよ~あの分じゃ出来ないから来なくても良いよ~」

 

何と無く夫婦に溝の出来た様な雰囲気が見えて居たけど・・・

早速夫が帰ってその様な話しをして「明日は行くの止めよう・・・」と・・・

当日の朝、玄関のチャイムが鳴って出て見ると従兄妹が上の子供を連れて???

玄関の戸を開けた途端に「その顔、どうしたの???」

夫婦喧嘩をして女房に引っ掛かれて顔中傷だらけ???普通女房が夫の顔を

此処まで遣るか?

その日は従兄妹親子と夫と4人で山下公園に散歩に行きそのまま帰った・・・

 

  【恋かなと 思っていたら 不整脈(シルバー川柳)】

 

 

和子の従兄妹・・・

和子は横浜に来ても一度も「田舎に帰りたい~」とは思わなかった

和子は夫と結婚した事で後悔は全然した事も無いし・・・やっぱり

幼くして実母を亡くした制か和子を取っても大事にして呉れた。

父は、従兄妹に「親元代わりに面倒見て遣って呉れ」と言う約束をして

和子を東京へ嫁がせて呉れたけど・・・一度たりとも従兄妹のお宅に頼って

行った事も無いし~又心配も掛けた事は無い、只従兄妹は女房に「和ちゃんは

男癖が悪いから・・・」と言い含められて土曜日と言うと越野受石(仮)まで

迎えに来てわが家で夕飯を食べて帰る。

(この頃から今思えば夫婦仲が良く無かった様な?)

 

女房には「和子の監視に行く」と言う名目で来ている様だけど・・・

彼は和子の家に来るとホッと出来る様な???

この時、和子は狭い6畳一間のアパートだから泊まる事は無かったけど・・・

後には???

 

【助手席の 妻は昔の 上司並み(シルバー川柳)】

 

継母の苛めと兄嫁の苛め・・・

昨晩、夫とプチ喧嘩をして夜中の2時・3時まで語り合い、夫の幼少の頃の苦労話を

聞き、又和子は両親が居ながらにして年老いた両親は老後を長男夫婦に

世話に成るから・・・と家計を兄嫁に譲り

和子は10円のお金も真面に貰った事が無い。長男に中学の頃に

「月に300円で良いから欲しい」と強請っても「ダメ無し(金銭感覚の無い

和子は上げても直ぐに使っちゃう)に遣っても無駄だ・・・」と言って絶対に

呉れない。その様な苦労を小学2年の秋からして夫の継母苛めと微塵も変わらない?

未だ夫は都会だから世間様は冷たいけど・・・若し田舎だったら同情して呉れる

世間様も居ると思う。

 

所が和子は立派な両親が居て兄姉も居る。そんな中で「兄嫁に虐められて居ると

言っても誰も信用して呉れない。それが証拠に「かーこは東京なんかに嫁に行っても

絶対に泣いて帰って来る」と・・・誰一人と和子の意地を知る人は居なかったと思う。

和子は一度でも兄嫁に「お金頂戴」と言って辛い思いをしたく無いから・・・

次兄に炭焼きの俵編みの内職をさせて貰って100円貰った嬉しさは

忘れられなかった・・・長男は比較的だらしない兄貴だったのでズボンを脱ぎ捨てて

置くとそのズボンをゆすって見てチャリン・チャリン・・・と小銭の音がすると

半分頂き・・・ってドロボウをした事も・・・(笑)

 

【定年だ 今日から黒を 黒と言う(シルバー川柳)】

 

夫とプチ喧嘩・・・—2

和子は小学2年の秋に長男が結婚して同居を初めて、年老いた両親は

「老後は長男夫婦に世話に成るから・・・」と兄嫁を大事にし、家計を

兄嫁に譲り、女系家族で育った兄嫁はケチの上に何かが付く程のケチで

学用品を、学校で上履きに履く藁草履10円のお金も素直に貰った事の無い

和子は「社会人に成ったらこんな家に2度と帰ってやるか?」と思う程の実家だから

夫が「お正月に田舎に行かない」と言うなら別に和子も帰らなくても良いけど・・・

老いた母が「和子がもんて(帰って)来るから・・・」とバスが来る度に辻に出て

待つだろう?と思ったら・・・涙が出て堪りませんでした。

「ね~田舎に行こうよ~・田舎に行こうよ~」泣きわめいても夫は頑固と

「行かない」と言い切る。「分かった~じゃ~和子も行かない・此処まで頼んでも、

頑固と「行かない」と言うなら和子も行かない・只、和子は行かなくても良いけど~

お母ちゃんが「かーこがもんて(帰って)来るから・・・首の伸ばして

待ってるのに・・・お母ちゃんが可哀そう~~~」と涙すると・・・

いきなり夫は・・・

 

「お前は良いよ~そんなにして待って呉れるお袋が居るから・・・俺は

お袋は居ないんだよ~~~」と言い大粒の涙を零して男泣きに???

和子はビックリして・・・「貴方には立派なお母さんが居るじゃ無い?」と

言うと・・・「あれは俺のお袋じゃ無い」と言い大声を出して夫に泣かれ・・・

びっくり・・・

その時、初めて6歳の時に実母は栄養失調で4人の男の子を残し他界した事を

聞き、それから延々夜中の2時・3時まで2人の幼少時代の苦労話をして

夫もお正月に田舎に帰ることを承知して呉れてお正月には振袖を着て京都へ・・・

 

 【妻旅行 おれは入院 ねこホテル(シルバ^川柳)】

 

 

夫とプチ喧嘩・・・-1

年の暮に月の物がご無沙汰に成り産婦人科の門をくぐると・・・

先生から「オメデタです。3ヶ月に成り7月の12日が予定日です」と

先生に言われ・・・「え~ママに成るんだ~?」って嬉しい様な恥ずかしい様な

気持ちでした。夫が会社から帰り、早速報告をするとすこぶる喜んで夫の実家に

電話をして大喜びでした。勿論和子の田舎にも電話をして・・・

その後しばらくは悪阻が有って大変でしたが・・・

 

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「今度のお正月に田舎に帰って、折角作って貰った振袖も、もう着る事が無いから

2人で京都へ行こうね?」って約束をして和子は喜んで居ました。

段々と暮も近づき暮の31日から田舎に帰るからお正月の準備も無いし・・・

田舎に帰る準備をして和子は嬉しくって浮き々して居ました。

所が夫は田舎に行きたがらず和子だけで行って来な?俺は行かないから・・・」って

言いだした。夏に初帰りをした時に母が腹痛を起こし不愉快な思いを夫はして

「行かない」と言い始めた。でも~和子は折角の振袖を着て京都に

一緒に行きたいのに・・・「ね~行こうよ~・行こうよ~~~」と言うんだけど

「俺は行かないから和子一人で行って来な?」と言って聞き耳を持とうとはしない

 

和子は悲しく成っちゃって・・・「貴方が行かないのなら和子も行かない・・・

姉たちが夫婦で帰って来るのに~新婚の和子が一人で帰ったらみんな心配するし・・・じゃ~和子も行かない。和子は行かなくても良いけど・・・母が・・・

末娘を遠い東京に行かせて『今晩は和子が帰って来る』と楽しみにして

首を伸ばして待ってるのに・・・おかあちゃんが可哀そう・・・」と言って

和子は悲しく成っちゃって大粒の涙を零して・・・泣いちゃった・・・  続き・・・

 

【くり言を 犬はまじめな 顔で聞く(シルバー川柳)】